11日に告示された、鳩山邦夫氏元総務相の死去に伴う衆院福岡6区補選(10月23日投開票)には新人4人が立候補しています。各陣営が23日の投開票に向けて選挙戦を繰り広げる中、同じ自民党系候補ながら「分裂」となっている鳩山二郎氏と蔵内謙氏の2名に注目が集まっています。
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蔵内謙氏は福岡県筑後市出身の現在35歳です。
福岡県内の私立八女学院高校に進学し、大学はアメリカのテキサス州にあるノーステキサス大学に進学します。卒業はせずに中退し、その後は父親である福岡県議会議員の蔵内勇夫事務所で働いています。
その後、タマホーム株式会社での勤務を経て、直近では参議院議員の林芳正氏の秘書として勤めていました。
父親である蔵内勇夫氏は1987年に福岡県議会議員選挙に出馬し、それ以降8期に渡って当選を続けています。自民党の県議団会長も務めている大物政治家です。しかし、今月10日に自身の息子である蔵内謙氏の公認を自民党本部が見送ったことに対する抗議として、会長を辞職する意向を表明するに至っています。
蔵内氏は、「創る」「守る」「つなぐ」の3つをメインに、
◯みんなが活躍できる社会を創ります!
◯すこやかに暮らせる環境を守ります!
◯国と地域、地域と地域をつなぎます!
と掲げています。

今回の補欠選挙は鳩山邦夫氏元総務相の死去に伴う選挙ですが、鳩山邦夫氏の次男である鳩山二郎氏も出馬しています。同じ自民党内では鳩山二郎氏と蔵内謙氏が立候補しており、自民党が分裂する形となっています。
鳩山二郎氏は福岡選出の武田良太衆院議員や、鳩山邦夫氏が率いた党内グループ「きさらぎ会」のメンバーらが支援をしています。
対する蔵内謙氏は福岡選出の麻生太郎財務相や古賀誠元幹事長らが推し、互いに一歩も譲らず対立が続いています。

対立構図の背景には地元政界での勢力争いがあります。
福岡の有力議員といえば麻生氏と古賀氏が有名ですが、2005年の郵政選挙で知名度が高く、資金力のある鳩山邦夫氏が東京から「引っ越し」てきました。その結果、鳩山邦夫氏が福岡6区で当選し、勢力図が変わりはじめました。
その後、2008年には麻生内閣で鳩山邦夫氏が総務相に就任しましたが、日本郵政の人事を巡り麻生太郎氏と鳩山邦夫氏が激しく対立。結局、鳩山邦夫氏は辞任し、自民党も飛び出しました。この時から鳩山邦夫氏と麻生氏の関係が悪化し、現在に至ります。
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補欠選挙の結果はどうなるのでしょうか? 結果次第では、複雑なライバル関係が今後も続くのかもしれません。
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