岡田克也代表の辞任に伴い、民主・維新の合流により生まれた民進党初の代表選が9月15日に行われます。
真っ先に出馬表明をした蓮舫氏、代表を務めた経験のある前原誠司氏に対抗し、「リベラル保守」を理念に掲げる玉木雄一郎衆議院議員も出馬を表明しました。
今回はそんな玉木氏の人柄・学歴・経歴をご紹介します。
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玉木氏は1969年、香川県さぬき市に生まれました。高校までを香川県内で過ごし、東京大学法学部に進学。卒業後は大蔵省で官僚を務め、ハーバード大学大学院への留学経験もあるインテリイケメン議員です。
大蔵省から外務省への出向、内閣府への出向、財務省を経て平成17年に民主党から衆議院議員選挙に初挑戦。初回は落選してしまいましたが、二度目の挑戦となる平成21年の衆議院議員選挙では無事当選を果たします。
その後は連続当選を重ね、現在が3期目。民主党時代には、民主党香川県連代表・副幹事長・政策調査会副会長を歴任しました。

玉木氏の実家は兼業農家。祖父は農協の組合長という家庭で育ち、現在も農業政策に力を入れています。「農業と農村の崩壊を食い止めるためにも、自民党「一強」状態にストップをかけなくてはなりません(公式ホームページより)」という考えのもと、農家を苦しめる政策を改めることを政策として挙げています。
また、今年6月、玉木氏が自民党・小泉進次郎氏と「若きホープ」同士コンタクトを取り、TPP等農業政策についての超党派勉強会を立ち上げるという報道もありました。現在の民進党・共産党連携路線とは逆を行く自民党の議員との接触は特徴的ですね。「自身の意見をより実現に近い場所へ持っていきたい」という強い意志が伝わります。
なかなかインターネットやSNSの利用に積極的でない議員も多い中、玉木氏は昔からブログやSNSを使った積極的な情報発信を行っていることで知られています。
現在Twitterのフォロワーは約16000人。日々自身の政治信条やニュースについてのコメント等をツイートしています。ときどき一般フォロワーとも絡むことがあるので、タイミングを見てリプライを送ったら回答してくれるかも!?
昨夏安保法制が議論になっていた際にアップされたブログ記事「今、日本で起きていること」は、立憲主義を中学生にも分かるように易しい言葉で説明したもので、多くのインターネットユーザーに評価されました。
【参考】「今、日本で起きていること」 http://ameblo.jp/tamakiyuichiro/entry-12043678535.html
また、最近は代表選前のピリピリムードでそれどころではなさそうですが、以前は民主党のマスコット「民主くん」とインターネット上で絡む心温まる場面も見られました。今年3月には民進党の新ゆるキャラ候補についてツイートしています。インテリでイケメンの玉木氏ですが……絵は……お世辞にも上手とは言えません……。唯一の弱点でしょうか!?
民進党の新しいキャラクターについて、先日ツイートした私の手書きのイラストがあまりにも下手過ぎだと各方面から厳しいご指摘をいただき、それではあんまりだということで画像イメージを作ってくれた人がいます。いかがでしょうか。ダメでしょうか。 pic.twitter.com/WJrqqDW8NW
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2016年3月19日
派閥を率いているわけでもない、当選回数もまだ3回の玉木氏が一見無謀とも思える今回の代表選で掲げた理念は「リベラルで穏健な保守」。現在の国民から支持を得られていない民進党の現状を踏まえ、もう一度次世代の代表として政権交代を担えるような政党を作りたいと述べています。
玉木氏のブログ記事からも熱い想いが伝わってきます。
【参考】代表選出馬の決意 http://ameblo.jp/tamakiyuichiro/entry-12196111619.html
9月3日の夜には、「本気モード」に入ったことを宣言。果たして玉木氏の想いは民進党員まで届くのでしょうか。
本日、民進党代表選挙に立候補しました。本気モード、入りました。
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2016年9月2日
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