明日23日(木)は埼玉県知事選挙の告示日です。選挙ドットコムでは、これまで2本の特集記事でこの選挙の注目点を解説してきました。
1本目は、自ら定めた多選自粛条例を破り出馬する上田清司知事と、対立候補擁立に悩まされた自民党埼玉県連の対決構図について。
2本目は、低下し続ける投票率と、その中で確実に票を伸ばしてきた上田知事の強さについて。
今回は、告示日前日という「政治活動期間の最終日」に、3人の主要立候補予定者のWebサイトに注目し、各陣営の特徴について触れてみたいと思います。選挙期間中には、ネット選挙への取り組みについても比較した特集を予定しています。
6月17日に出馬表明を行った上田清司氏は、4戦目に挑戦する現職知事。維新の党が支持し、民主党県連が友情支援を表明しています。現職として充実したWebサイトですが、特に目を引くのがトップページ最上段に掲げたマニフェスト。知事として取り組む「10年後を見据えた3大政策」を掲げ、3期12年の実績がアピールされています。県内の首長の多くが推薦する現職候補として、ネット選挙の活動量において他陣営を圧倒するのでしょうか!?
6月23日に出馬表明を行った柴田泰彦氏は県労働組合連合会議長で、共産党が推薦しています。WebサイトやSNSは、労組や市民団体、共産党などが参加する「民主県政の会」が全面的にバックアップしている様子。4月の統一地方選挙でも党勢を拡大した共産党は、ネット選挙の活用にも定評があります。持ち前の「草の根拡散力」が、柴田氏の支持拡大にどのように威力を発揮するのでしょうか!?
7月1日に出馬表明を行った塚田桂祐氏は元総務官僚で、自民党県連推薦候補です。立候補表明の遅れもあり、Webサイトの開設も最後発になってしまいましたが、知事選挙は17日間ありますので、今後サイトのコンテンツも充実していくものと予想されます。最近の活動の様子はFacebookページで発信されており、自民党埼玉県連会長である新藤義孝代議士と2人3脚で積極的な街頭活動を行っている様子が伺えます。多選自粛条例を破って出馬する現職への批判に、追い風は吹くのでしょうか!?
選挙ドットコム編集部では、選挙期間中も引き続き埼玉県知事選挙に注目し、特集記事を組んでいきます。明日の告示日は、主要候補者の第一声を全文テキスト起こしし、ワードクラウドによる解析を行いますので、ご期待ください。
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