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カネもなければスタッフもなし 高橋尚吾候補の孤独な戦いに迫る



宮原ジェフリー
宮原ジェフリー

都知事選に立候補した21人のうち、30代の候補者は3名います。参院選から続けて出馬となる幸福実現党の七海ひろこ候補(32)、過去に複数回地方選に出馬して異色のポスターで話題を呼んだ後藤輝樹候補(33)、そして今回初挑戦となる高橋尚吾候補(32)。


高橋候補は届出の直前まで供託金(都知事選は300万円)を支払えるめどが立たず、いざ出馬してもタスキが準備できたのが3日目。そんなギリギリの状態で彼は一体何を訴えたくてどのような選挙を戦っているのでしょうか。地元商店街を出馬の挨拶に回る本人を直撃してみました。





たまたまゲリラ豪雨が荒川区を襲い、挨拶回りは中止かと思いきや、商店街のドラッグストアで雨宿りをしている高橋候補を発見。話を聞くことに成功しました。





人もカネもない それでも声をあげなくては


各陣営とも急な選挙だったためポスターやビラの準備に時間がかかっていた印象があるものの、それもある程度で揃って選挙戦が本格化し始めていた選挙戦5日目、高橋候補は各所に問い合わせてどうにか安く選挙カーを確保できないか交渉をしていました。
ポスターも500枚ほどを自分で印刷して一部は友人に依頼したものの、掲示板貼り付けまで自分で行っています。(ちなみに東京都内の公設ポスター掲示板は約1万5,000か所)
政策を訴えるようなビラのようなものもまだ準備ができておらず、挨拶回りではタスキの名前を見て覚えてもらう、という方針とのことです。takahashi


 

自分の政策を後回しにしちゃう人の良さ


後手に回っているように見える高橋候補。その理由について聞いてみると、Twitterで問いかけられた問題について、事実確認のために選挙運動の準備を差し置いて都内を駆け回っていたためとのことでした。
SNSでは様々な厳しい意見に心を痛めているといった弱音も吐いており、「限られた選挙期間中はギリギリの状況の中でそれでも出馬した高橋候補本人の思いを押し出すことを優先してほしい」とついつい選挙ウォッチャーの範疇を超えてアドバイスをしてしまいました。度を超えて人が良いところが気になったものの、訴えたい政策、熱い思いは数分間話す中で伝わってきたので、それが一人でも多くの有権者に伝わるように、工夫が重ねられて知事選がさらに盛り上がることに期待していきたいです。


宮原ジェフリー

宮原ジェフリー

選挙ウォッチャー、キュレーター(現代美術)。 1983年東京都出身。中学生時代から衆参の選挙の度に全選挙区の当落予想を続ける。ポスターデザイン、インディーズ候補、政見放送、選挙公報、街頭演説など選挙に関わること一切が関心領域。

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