さとう しゅういち ブログ
高架化やりくさしにまま、アリーナや巨大病院に走る愚
2026/9/18
◆ 「高架化やりくさしにまま、アリーナや巨大病院に走る愚」
広島という都市は、いま重大な岐路に立っている。
それにもかかわらず、県と市の意思決定は、肝心要の JR東部高架化 を“やりくさし”にしたまま、派手な アリーナ や 巨大病院 に突っ走るという、都市政策の順番を取り違えた振る舞いを続けている。都市の安全、交通、そして災害時の命の動線。
これらは、興行施設よりもはるかに重い。
それを理解せぬまま、目先の“見栄え”に惑う行政の姿勢は、
まるで昭和の箱物行政の亡霊が蘇ったかのようである。
◆ JR高架化は「都市の生命線」である
広島駅〜海田市の区間は、踏切が多く、渋滞は慢性化し、救急車は止まり、災害時には避難動線が寸断される。
この区間の高架化は、都市の安全保障そのものだ。それを 10年遅れ のまま放置している。
この事実だけで、広島の都市経営がいかに危ういかが分かる。高架化は派手ではない。
だが、都市の根幹を支えるのは、いつだって地味なインフラである。
それを後回しにする行政は、都市の基礎体力を軽視していると言わざるを得ない。
◆ アリーナと巨大病院は「空振りした時の傷が大きい」
アリーナは興行施設であり、巨大病院は供給制約の時代においてリスクの高い事業だ。
どちらも、都市の安全より優先されるべきではない。広島弁で言えば、
「高架化やりくさしにまま、アリーナや巨大病院に行きなさんな」
ということだ。
都市政策の順番を間違えれば、
そのツケは必ず市民生活に跳ね返る。
◆ 複首都構想は、広島の行政文化を変える“外圧”である
広島県は、呉支所の 虚偽公文書作成事件 で国から補助金返還命令を受けた。
さらに住民訴訟の準備書面で 公益通報者の個人情報を暴露する という、
行政倫理の根幹を揺るがす行為まで行った。このような体質は、内部からは変わらない。
地元住民が声を上げても潰される。
広島県民なら誰しも実感している現実だ。
だからこそ、副首都を一歩前に進めた本紙の複首都構想で国の省庁を広島に常駐させることは、行政文化の刷新に直結する。
国の文書管理基準、監査基準、透明性の文化が流入すれば、
不正や隠蔽は心理的にも制度的にも“やりにくくなる”。都市の未来だけでなく、行政の健全化にも効く。
これが複首都構想の本質である。
◆ 結語:都市の生命線を整備せず、箱物に走る愚を正せ広島は、まず JR東部高架化 をやり切らねばならない。
それが都市の安全であり、広域交通の基盤であり、複首都構想の前提条件である。高架化をやりくさしにしたまま、
アリーナや巨大病院に突っ走る行政は、
都市政策の順番を理解していない。広島は、国をうまく使わねば変われない。
複首都構想は、その唯一の現実的な突破口である。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男