さとう しゅういち ブログ
参政党・初鹿野参院議員書類送検・誹謗中傷が国政を侵食する危険 ― 左右対称の構造疲労
2026/9/12
初鹿野議員書類送検・誹謗中傷が国政を侵食する危険 ― 左右対称の構造疲労
1. 初鹿野議員書類送検は「構造疲労の破断点」である
参政党の初鹿野議員が、日本共産党について「警察官を大量殺害した」
とする虚偽の投稿を行い、書類送検された。
歴史的事実として、白鳥警部暗殺事件(名探偵コナンの白鳥警部のモデル)で日本共産党員が有罪判決を受けたことは確定している。
しかし、被害者は一人であり、「大量殺害」という表現は事実に反する。
殺人は一人でも絶対に許されない。しかし、事実を誇張し、政治的敵を“属性で悪魔化”する行為は、民主主義の基盤を破壊する。
2. 左右対称の危険 ― 私自身の経験から
私は2023年広島県議選前、日本共産党系極左活動家らによる匿名の誹謗中傷
を受けた。
情報開示請求で正体を突き止め、裁判で勝利的和解した。つまり、左側にも誹謗中傷の暴走は存在した。
そして今回、右側の国政議員が誹謗中傷を行い、書類送検された。
左右対称の構造である。
これは偶然ではなく、日本社会の構造疲労が左右両側で同時に破断している兆候だ。
3. 歴史の教訓:属性で敵を作る政治は暴力化する
歴史は繰り返し警告している。
ナチスはユダヤ人を「国家の敵」と誹謗し、暴力を正当化した
ルワンダではラジオが「ツチ族は裏切り者」と煽り、80万人が殺害された
旧ユーゴでは民族誹謗が隣人同士の殺し合いに変わった
日本でも関東大震災で「朝鮮人は危険」というデマが虐殺を生んだ
今回のような
「大量殺害した」という虚偽の属性攻撃
は、歴史的に見れば暴力化の前兆である。
4. 国政レベルで誹謗中傷が正当化される危険
国政に責任を持つ議員が、
虚偽を流布し
属性で敵を作り
歴史を誇張し
憎悪を煽る
これは民主主義の制度構造を破壊する。
国会議員は、制度の安定性を守る側であり、憎悪の増幅器であってはならない。
左右どちらであれ、
誹謗中傷を是とする政治文化は、
サラエボ崩壊の第2段階(属性政治)と同じ構造である。
5. 日本社会の構造疲労が進んでいる
経済停滞
物価高
政治不信
SNSの憎悪増幅
政治の宗教化
出自攻撃の横行
中間層の沈黙
武器の民主化(ドローン等)
これらが重なると、誹謗中傷が暴力の前段階になる。
今回の事件は、その兆候の一つである。
6. 誹謗中傷の被害当事者として
私は誹謗中傷の被害を受け、情報開示請求と裁判で正体を突き止めた経験がある。
だからこそ、誹謗中傷が政治の中枢に入り込む危険性
を誰よりも理解している。
今回の件は、「左が悪い」「右が悪い」という単純な話ではない。
日本社会全体が、属性で敵を作る政治文化に侵食されている。
この構造疲労を放置すれば、暴力化の危険は現実のものとなる。
7. 結語:民主主義の基盤を守るために
誹謗中傷は、民主主義の制度構造を破壊する。
左でも右でも、国政に責任を持つ者が虚偽を流布し、憎悪を煽ることは許されない。
私は誹謗中傷の被害当事者として、今回の事案を重く受け止め、
今後の政治文化の変化を注視していきたい。
民主主義は、静かに壊れる。壊れるときは一瞬だ。だからこそ、いま声を上げる必要がある。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男