さとう しゅういち ブログ
非核三原則の明言を出発点に、核武装ドミノを止める責務を日本は負う
2026/8/6
📰 社説:非核三原則の明言を出発点に、核武装ドミノを止める責務を日本は負う
高市総理が平和記念式典で非核三原則の堅持を明言した。
小泉防衛相が見直し議論に含みを持たせていた中で、政府方針を明確化した点は評価できる。
しかし、この宣言は“当然の原点”であり、ここから先が本当の課題である。東アジアでは、北朝鮮の核開発が続き、中国は核戦力の増強を進める。
韓国や台湾では核武装論が周期的に浮上し、ASEANや中東でも核武装の正当化が広がりつつある。
いま世界は、中堅国の核武装ドミノという危険な連鎖の縁に立っている。
🌏 中堅国の核武装ドミノ:日本の揺らぎが連鎖の起点になる
核武装は一国の判断で完結しない。
周辺国の安全保障計算を連鎖的に変化させ、次々と核武装の正当性が生まれる。
その最初のピースが、日本の核政策の揺らぎである。韓国:北朝鮮の核に対抗するため、国内世論は既に核武装賛成が多数派台湾:中国の圧力が強まれば核抑止論が再燃ASEAN:南シナ海の緊張が核議論を誘発中東:イラン核問題が続く中、サウジやトルコが核武装を正当化唯一の戦争被爆国である日本が核政策を揺らせば、
「日本ですら核を持つ時代だ」という口実が世界に広がる。
核武装ドミノは一気に加速する。
🔧 NFU(先制不使用)は核ドミノを止める唯一の現実的手段
非核三原則を守るだけでは、核拡散の連鎖は止まらない。
必要なのは、核戦争の“最初の一撃”を封じる**先制不使用(NFU)**である。核戦争の偶発的発火点を消す核武装の正当性を奪う核保有国の軍拡を鈍らせる中堅国の核武装論を弱めるNFUは、核兵器を削減しなくても、
**核戦争の危険を構造的に下げる“政治的安全装置”**である。日本がNFUを掲げれば、
東アジアは「核で威嚇し合う地域」から、
**“核戦争だけは絶対に始めない地域”**へと変わる。
🛡️ 主権者の監視こそ、核ドミノを止める最後の防波堤
小泉防衛相の発言が示したように、核政策は常に揺らぎ得る。
だからこそ、
主権者が政府の核政策を継続的に監視することが不可欠である。非核三原則の堅持先制不使用の採用核武装論の封じ込め核拡散を正当化しない外交姿勢これらは、政府だけに任せてよい課題ではない。
核武装ドミノを止める責務は、主権者にもある。
✒️ 結語:広島から世界へ、核ドミノを止める規範を
広島の式典で非核三原則が明言されたことは、出発点にすぎない。
日本は、核武装ドミノの連鎖を止めるために、
NFUという国際規範を掲げるべきである。
唯一の戦争被爆国として、核戦争の発火点を消す責務を果たすこと。
それこそが、広島から世界へ発信すべき平和の姿勢である。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男