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広報優先の県政と“性別マンセー”の危うさ——広島県政はどこへ向かうのか

2026/7/16

📰 社説:広報優先の県政と“性別マンセー”の危うさ——広島県政はどこへ向かうのか
■ 広報が先行し、行政の本務が後回しになる危うさ
広島県では、尾原川から沼田川へ流れ込む泡水の異常が続き、
水道水源・農業用水・井戸・生態系に深刻な影響が懸念されている。
しかし、県政の動きはこの危機と噛み合っていない。一昨日、横田美香知事はカープの始球式登板をSNSで発信し、
「惹きつける広島」とハッシュタグを添えた。
広報活動自体は否定されるべきものではない。
だが、環境異常への説明がないまま、
“映える広報”が連日続く構図は、行政の優先順位を疑わせる。県民の生活に直結する危機より、
広報の露出が優先されているように見えることが問題なのだ。

■ 批判封じの“性別マンセー構造”

知事の政策を批判すると、
自民系保守の支持者からも、平和系左派の少なくない方からも、
「女性知事の足を引っ張るのか」という声が上がる。
右は中央政府・与党の権威、
左は中国新聞や一部平和運動家——
それぞれが自らの象徴として女性知事を守ろうとする。しかし、これは男女平等の理念とは異なる。
性別を盾に行政監視を封じる構造であり、
行政の健全性を損なう危険な風潮である。歴史的に女性が政治で不当に扱われてきた事実はある。
だが、その反動として「女性政治家への批判は男尊女卑だ」という過剰反応が生まれるなら、
それは本来の平等とは言えない。行政は性別ではなく、
何をしているかで評価されるべきだ。

■ 盤石に見える権力基盤のほころび

横田県政は盤石に見える。
しかし、実際には複数の火種が同時進行している。巨大病院構想・アリーナ構想はナフサ不足で暗雲カープは“ゾンビたばこ疑惑”が延焼三原では河川汚染が深刻化これらは広報動画では覆い隠せない。
県政の基盤は、見た目ほど安定していない。歴史を見れば、権力は盤石に見える時ほど脆い。
北条高時がそうだった。
全盛期から一気に奈落へ転落し、
その後の社会は混乱に陥った。広島県政も、
広報優先・説明責任軽視・批判封じの構造が続けば、
同じような急転直下が起きても不思議ではない。

■ 県民が“目覚める”必要性

広島県民は、
右の権威(中央政府・与党)と、
左の権威(中国新聞・平和行政)に挟まれ、
知事を“象徴”としてマンセーする構造に陥っている。
しかし、行政は象徴ではなく実務で評価されるべきだ。
女性だからマンセーする風潮は、
男女平等の理念を歪め、
行政監視を弱め、
県政の劣化を招く。県民は、
性別マンセーから目覚め、行政の実務を冷静に評価する必要がある。

■ 結語:性別ではなく、やっていることで判断しよう
広島県政が問われているのは、
知事が女性か男性かではない。県民の生活に関わる危機に、
行政がどう向き合うのか——
その姿勢である。広報動画ではなく、
説明責任と実務で評価する。
それが、広島県を守る唯一の道だ。

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著者

さとう しゅういち

さとう しゅういち

選挙 広島県議会議員選挙 (2023/04/09) 2,673 票
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広島市安佐南区選挙区

肩書 介護福祉士・元広島県庁職員・広島瀬戸内新聞社主
党派・会派 庶民革命ひろしま
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