さとう しゅういち ブログ
民主主義を守るために──暴力的象徴表現と誹謗中傷政治を許さない
2026/6/13
📰 庶民革命ひろしま機関紙民主主義を守るために──暴力的象徴表現と誹謗中傷政治を許さない
佐藤周一(庶民革命ひろしま代表)
1. 「射的画像」問題が示した危うさ
最近、日本共産党のSNS講師を務める有名党員が、トランプ氏、ネタニヤフ被疑者、そして高市総理を「射的の標的」にした画像を投稿し、物議を醸した。
政治的立場に関係なく、暴力を連想させる表現は民主主義社会において厳に慎むべきである。特に日本共産党は、1952年の白鳥事件という重い歴史を背負っている。
札幌で白鳥警部補(殉職後に警部昇進)が射殺され、党員が有罪判決を受けた事件だ。
今回の「射的画像」は、暴力の象徴化という点で、この歴史を想起させる危険をはらむ。民主主義を守ると主張する政党の教育担当者が、暴力的象徴表現を軽々しく扱うことは、社会に対して誤ったメッセージを発する。
2. 党内統治の矛盾──「上への批判には厳しく、下の暴走には甘い」
日本共産党は、執行部批判をした党員を即座に除籍するなど、党内統治の強さがしばしば指摘されてきた。
しかし一方で、今回のSNS講師のように、党の顔に近い人物が暴力的表現や誹謗中傷に近い行為を繰り返しても、処分が曖昧なまま放置される。これは組織論的に言えば、“上への批判には厳しく、下の暴走には甘い”という統治の歪みであり、政党ガバナンスとして重大な問題である。
3. 高市総理陣営の「匿名動画」疑惑と同じ構造
高市総理陣営をめぐっては、野党政治家を誹謗中傷する匿名動画を大量に投稿した疑惑が報じられている。
もし事実であれば、公選法の虚偽事項公表罪に関わる重大問題である。
しかし、今回の日本共産党SNS講師の行為は、
「ネットでの攻撃」「暴力的象徴」「誹謗中傷」という点で、構造的に同質の問題を抱えている。
私は2023年広島県議選の際、共産党系活動家から誹謗中傷を受け、情報開示請求を経て裁判所が事実認定した経験がある。
政権側の情報操作も、野党側の一部活動家の暴走も、民主主義を蝕むという点では同じである。
4. 野党が果たすべき「民主主義の安全装置」としての責任
本来、野党は政権の暴走にブレーキをかける「民主主義の安全装置」である。
しかし、野党側の一部が政権と同じレベルの誹謗中傷や暴力的象徴表現に手を染めれば、
「どっちもどっち」論を招き、政権監視機能が弱体化する。日本共産党が本当に民主主義を守る側に立つのであれば、
射的画像を投稿したSNS講師への厳正な処分
暴力否定の明確なメッセージ
誹謗中傷体質の総括
党内民主主義の改善
これらを示す必要がある。
5. 庶民革命ひろしまの立場
私たち庶民革命ひろしまは、
暴力的象徴表現にも、匿名誹謗中傷にも、政権による情報操作にも、断固として反対する。民主主義は、暴力ではなく言論によって前進する。
そして言論は、事実と誠実さによって支えられる。広島から、健全な政治文化をつくるために、私たちは声を上げ続ける。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男