さとう しゅういち ブログ
みなさん、こんにちは。
広島には、忘れてはならない歴史があります。広島の人たちは、明治の頃から、
ハワイへ、ブラジルへ、アルゼンチンへ、ペルーへ、
そして北海道へと、多くの仲間が移民として旅立っていきました。北広島市という町は、広島から移り住んだ人たちが切り拓いた町です。
広島は、国内でも有数の「移民を送り出した県」なのです。実は、私の妻の親戚が、ハワイから20年ぶりに日本へ帰って来るそうです。
日本の親戚に会いたいと、私に連絡をくれました。
どうやら、私が政治活動家としてウィキペディアに載っていたので、そこから探し当てたそうです。私は県庁で戸籍の仕事もしていました。
そのとき、ハワイや南米で生まれた広島ルーツの子どもたちの出生届、遠い国で亡くなった広島の仲間の死亡届を、何度も目にしてきました。そのたびに思ったのです。
広島の人は、世界中に生きている。
そして、どこへ行っても「外国人」として生きてきた。だから私は、声を大にして言いたい。外国人をひとまとめにして差別する言葉は、
必ず、広島から移民していった仲間たちにも跳ね返る。
これは歴史が証明しています。そして今、広島からは若い人たちが東京へ移り、
5年連続で人口流出ワーストになっています。
これもまた、「より良い環境を求めて移動する」という、
人間として当たり前の行動です。
人は、より良い場所を求めて動く。
それは、広島の歴史そのものです。だからこそ、私たちは排外主義ではなく、
移動する人々の尊厳を守る社会を選びたい。
広島の歴史に誇りを持つなら、なおさらです。広島から世界へ旅立った仲間たちの人生を思いながら、
私はこれからも、誰も排除しない社会をつくるために声を上げていきます。
ご清聴、ありがとうございました。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男