さとう しゅういち ブログ
大槌町山林火災 1119ヘクタール焼失
2026/4/24
岩手県大槌町で22日に発生した山林火災は、24日午前時点で焼失面積が約1176ヘクタールに達し、住宅も焼失するなど甚大な被害となっています。
避難指示は町の人口の約4分の1にあたる2600人に拡大し、消防団員らが困難な消火活動を続けています。地震注意情報が続く中での大火災であり、町民の不安は深刻です。心からお見舞いを申し上げます。
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■広島・呉の記憶と重なる構造
広島県呉市では、55年前の同じ時期に山火事で多数の消防労働者が殉職しました。
あの悲劇から半世紀を経ても、気候変動による「二季化」──極端な乾燥と豪雨の繰り返し──が火災をより起こりやすくしている現実があります。
大槌の火災も、乾燥した気象条件と強風が重なったことで急速に延焼したとみられます。
日本列島全体が「災害の季節化」に直面しているのです。
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■気候危機時代の資源配分
このような災害が頻発する中で、いま問われるのは国家の資源配分のあり方です。
防衛費の急増や武器輸出の全面解禁が進む一方で、防災・減災・環境技術への投資は依然として限定的です。
しかし、現実の脅威は「戦争」よりも「気候災害」にあります。
戦争は最大の環境破壊であり、災害対応力を奪う。
いまこそ、武器から防災・環境テクノロジーへ資源をシフトする時代です。
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■地域からの再構築
広島・呉では、かつて軍需産業の象徴だった日鐵跡地を「防災省」誘致の候補地として再生させる構想を庶民革命ひろしまは提案しています。
防災科学アカデミーや再生可能エネルギー研究拠点を併設し、災害対応産業を育てる。
これは単なる地域振興ではなく、日本の産業構造を「防災・環境中心」に転換する試みです。
庶民革命ひろしまが訴えてきた理念の核心もここにあります。
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■結語──人類的課題としての再配分
岩手の大火、広島の記憶、そして気候変動。
これらは別々の出来事ではなく、一本の線でつながっています。
日本は、そして人類は、資源配分を再考すべき時に来ています。
防災・環境技術こそが、次代の安全保障であり、産業の柱である。
その転換を、災害の痛みを共有する地域から始めることが、未来への責任です。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男