2026/7/8
本日7月8日、「俳句のユネスコ無形文化遺産登録を目指して活動する議員連盟」の意見交換会が、ホテルニューオータニにて開催されました。

今回の会合には、特別なゲストがお見えになりました。初代EU常任議長(欧州理事会議長)を務められ、世界で最も著名な外国人俳人としても知られる、ヘルマン・ファン・ロンパイ氏です。超党派の国会議員や関係者が一堂に会し、日本の伝統文化である「俳句」を世界の宝へと押し上げるための熱い議論が交わされました。
会合では、議連会長の岸田文雄前総理からの歓迎の挨拶に続き、ファン・ロンパイ氏から非常に深い示唆に富んだお話を伺いました。
ファン・ロンパイ氏は、2015年に日EU俳句交流大使に就任されて以来、11年間にわたり世界中で俳句の普及に尽力されています。先週、天皇皇后両陛下がベルギーを訪問された際にも、両国と世界の調和を願う素晴らしい句を献上されたエピソードを披露してくださいました。
特に私の心に響いたのは、「俳句の本質は、対立や暴力が蔓延する現代社会への『対抗力(antidote)』となる哲学である」という言葉です。 自然に心を開く「謙虚さ」と、無駄を削ぎ落とした「簡素さ」を持つ俳句の精神は、自己中心的な風潮が強まる現代において、平和をもたらす重要な価値観であると力説されました。
また、国際俳句協会の星野会長からも、世界に約100万人の愛好家がおり、100歳を超える高齢者から次世代までが幸福感を共有できる「悲願の登録」に向けて、今こそ力を合わせる時であるとの力強い訴えがありました。
日本維新の会顧問であり、当議連の会長代理に就任された馬場伸幸議員による乾杯の発声の後、昼食をとりながらの和やかな意見交換が行われました。
その席上、お声がけをいただき、ファン・ロンパイ氏の「俳句は世界を平和につなぐ」という哲学に深く感銘を受けた私は、その場で次の一句を披露させていただきました。
言の葉を 世界に繋ぐ 秋の空 (ことのはを せかいにつなぐ あきのそら)
(※机の上に置かせていただいた直筆の短冊です!)

たった17音という短い「言の葉」が、国境や言語の壁を越え、広く澄み渡る秋の空のように世界中の人々の心を一つに繋いでいく——そんな願いを込めました。
現在、文化庁において俳句の国内保護措置に向けた基礎調査が進められており、令和10年以降の本格的な提案を見据えた共通認識の基盤づくりが始まっています。
ユネスコへの提案枠は「2年に1件」という高いハードルがあり、現在は「書道」や「温泉」といった他の素晴らしい日本文化との調整も含め、一筋縄ではいかないタイムラインが存在します。しかし、だからこそ私たち国会議員が超党派で結束し、政府や関係団体と連携してこの歩みを加速させなければなりません。
我が国が誇る「俳句」という素晴らしい文化が、世界の無形文化遺産として認められ、次世代、そして世界中へと受け継がれていくよう、私も地元の大阪、そして国政の場から全力を尽くしてまいります!
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ホーム>政党・政治家>池下 卓 (イケシタ タク)>世界を結ぶ「五・七・五」—俳句のユネスコ無形文化遺産登録を目指して。