2026/8/6
【8月6日、歴史を学び、未来につなぐために――朱鞠内へ向かっています】
今日は8月6日。広島に原子爆弾が投下されて81年となる日です。
そんな朝、私は旭川駅から列車に乗り、名寄を経て、北海道議会民主道民連合・平和議員連盟の視察で、幌加内町朱鞠内にある「笹の墓標強制労働博物館」へ向かっています。
早朝6時10分発の列車に揺られ、まもなく名寄に到着します。車窓に広がる穏やかな北海道の風景を眺めながら、これから訪れる場所の歴史に思いを巡らせています。
車内では、現在、北海道新聞で連載中の「強制労働の闇を掘る」を読み返しています。長年にわたり北海道の強制労働の実態を掘り起こし、遺骨の発掘や歴史の継承に取り組んできた殿平善彦さんをはじめ、多くの方々の歩みを知るほどに、この視察が単なる施設見学ではなく、北海道の戦争の歴史と向き合う大切な機会であることを改めて感じています。
朱鞠内は、日本最大級の人造湖・朱鞠内湖(雨竜第一ダム)や鉄道建設が進められた場所です。戦時下、この地域では「タコ部屋労働」と呼ばれる過酷な労働環境のもと、日本人労働者や、日本の植民地支配下にあった朝鮮半島から動員された人々が建設工事に従事し、多くの命が失われたとされています。
1976年には、犠牲者の名前が記された位牌が発見されたことを契機に、市民による遺骨の発掘や遺族への返還活動が始まりました。その営みは半世紀近くにわたって受け継がれ、今日の「笹の墓標強制労働博物館」へとつながっています。
戦争の記憶は、広島や長崎だけではありません。北海道にも、私たちが知り、語り継がなければならない歴史があります。そして平和を願うということは、被害の歴史を受け継ぐだけでなく、私たちの地域が関わった加害の歴史にも真摯に向き合うことではないでしょうか。その両方を学び、未来へつないでいくことが、今を生きる私たちの責任だと感じています。
あと少しで、まずは名寄に到着します。歴史の現場に立ち、自分自身の目と耳で学び、感じたことは改めてご報告します。



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