2026/6/7
【緊急投稿】市民はブロック、職員には言論統制?/武雄市役所で何が起きているのか。
武雄市公式Facebookページが市政に批判的な市民をブロックしている、という問題を投稿した。
すると、その投稿を見た複数の武雄市職員から、私のもとに通報があった。
通報の内容は、さらに深刻だった。
武雄アジア大学に批判的なSNS投稿に対して、職員が「いいね!」を押す、コメントを書き込むなどのリアクションを行うことを禁じる趣旨の文書が、「部長会議」名義で職員に示されているというのである。さらに、その指示を無視していたところ、呼び出され厳重注意されるケースもあったという。
これが事実なら、もはや単なるSNS利用上の注意ではない。
市長部局に都合の悪い市政批判に、職員が反応することを禁じるものだ。
さらに、複数の通報者から話を伺うと、現在の武雄市役所内部は、まさに「物言えば唇寒し」の状況だという。武雄アジア大学に関する批判は、庁内では口にできない。市長や副市長など幹部が何を考えているのかわからない。その一方で、「武雄アジア大学と何でもいいから連携しろ」という指示だけが降りてくる。担当課としては、何をすればよいのか分からず、困惑している。そして、疲弊した職員から市役所を去っていき、残された職員の負担は増すばかり。職員から聞こえてくる嘆きは尽きることがない。
さて、前述の「部長会議」名義による「御触れ」だが、住民訴訟や行政訴訟に詳しい弁護士に見解を伺ったところ、次のような指摘があった。
「仮に公務員の政治的中立性を口実に、市長部局に都合の悪い市政批判だけを選別して沈黙させようとしているのであれば、憲法21条の表現の自由に対する内容・見解に基づく不利益取扱いであり、憲法19条の思想良心の自由にも抵触し得る」
なるほど、公務員にも、当然ながら表現の自由はある。もちろん、職務上知り得た秘密を漏らすことは許されない。勤務時間中に不適切な発信をすることも問題だ。市職員の肩書を使って、市の公式見解と誤認させることも避けるべきだ。
しかし、今回問題になっているのは、そこではない。
武雄アジア大学に批判的なSNS投稿に「いいね!」を押すな。コメントするな。リアクションするな。
これは、職員の服務規律の問題ではなく、特定の意見を強要する言論統制、思想統制ではないか。
武雄アジア大学は、単なる一民間大学ではない。武雄市が19.5億円もの公費を投入し、市政の重要施策として推進してきた事業である。その大学について、市民が疑問を呈する。職員が一市民として、その問題提起に反応する。
それを市役所が禁じるというなら、武雄市は市政批判そのものを封じようとしていることになる。
地方政治に詳しい有識者からは「行政職員は、市長の家来ではない。全体の奉仕者である。市長や副市長に都合の悪い市民の声であっても、それは市民の声である。その声に耳を傾けるどころか、職員が反応することすら禁じる。このような判断が本当に部長会議名義で行われていたなら、武雄市役所はかなり深刻なところまで来ている」との警告を受けた。
武雄市役所に問いたい。一体、何を根拠に、このようなおふれを出したのか。
他自治体の首長経験者からは「市民の批判をブロックし、職員の反応まで封じる。それが今の武雄市役所の姿だというなら、これは市政運営の問題を超えて、自治体組織そのものの劣化である」との指摘も寄せられている。

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