2026/5/27
バスケットボールのプレシーズンマッチに約2,500万円、でも「費用は抑えられている」?
武雄市の小松政市長は、5月25日の記者会見で以下のように述べた。
「いわゆる“興行”として行うのではなく、市政施行20周年事業で行う。バルーナーズの皆さんには“社会貢献”でご協力を頂くので、そういう意味では費用はその分抑えられている」
では、本当に費用は抑えられているのだろうか。
調べてみると、かなり疑問である。
今回の佐賀バルーナーズ・プレシーズンマッチは、当初予算分と補正予算分を合わせると約2,500万円。
観覧規模は約1,000人。
つまり、観客1人あたり約25,000円の公費支出になる。
ちなみに、佐賀バルーナーズの公式戦チケットを見ると、2階B指定・自由席は前売3,800円から6,100円。コートエンド1列目でも、前売8,000円から17,000円。武雄市の1人あたり25,000円という公費単価は、正規のチケット価格よりかなり高い。
市民にプロバスケを見てもらうことが目的なら、普通に公式戦の観戦支援をした方が、はるかに多くの市民が観戦できる。
他自治体と比べても高い。
長崎市の長崎ヴェルカ応援事業は、2,400名で798.6万円。1人あたり約3,328円。
武雄市は、その約7.5倍である。
さらに、秋田県大仙市では、秋田ノーザンハピネッツのプレシーズンマッチ誘致を含むトップスポーツ推進事業が100万円規模。観客見込みは約1,200人。
リーグ時代や条件の違いはあるにしても、プレシーズンマッチ誘致に2,500万円が極めて高額であることが浮き彫りになる。
これで「社会貢献だから費用は抑えられている」と言われても、数字は正直だ。
スポーツ振興が悪いわけではない。バルーナーズが悪いわけでもない。
問題は、武雄市の予算判断である。
1日で約2,500万円。観戦者1人あたり約25,000円。
比較すればするほど、この事業費は高い。
「12月の市長選挙を見据えての市民向けパフォーマンスでしかない」という声もよく聞く。武雄アジア大学への補助金19.5億円も溶かしたばかり。今の武雄市は2,500万円もばら撒いている財政状況では無いことは、官僚経験者である小松政市長はよくわかっておられるはずだ。小松市長の軌道修正力に期待したい。




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