2026/6/2
皆さん、こんにちは。枚方市議会議員のかじや知宏です。
5月29日に開催された総務委員協議会では、全部で2の案件について協議しました。
その案件の中から、今回は**「次期総合計画の策定に向けた取組について」**を取り上げます。
総合計画は、枚方市のまちづくりの方向性を定める最上位の計画です。
現在の第5次総合計画は令和9年度で終了するため、次の10年を見据えた新たな総合計画の策定に向けて、本格的な検討がスタートします。

📝 総合計画は「まちの設計図」
総合計画は、今後の枚方市がどのようなまちを目指していくのかを示す重要な計画です。
子育てや教育、福祉、道路、公園、公共施設など、市政全体の方向性に関わるため、市民生活にも大きな影響があります。
今回の計画策定では、市民アンケートやワークショップなどを通じて、多くの市民の皆さんの意見を取り入れながら検討が進められる予定です。
📌 今後10年間のまちづくりを決める計画
市では、
✅ 現行計画の成果や課題の検証
✅ 将来人口推計
✅ 子育て・教育・医療・介護などの行政需要の予測
✅ 市民や事業者へのアンケート
✅ ワークショップの開催
などを進めながら、次期総合計画を策定していきます。
令和8年度に基礎調査や市民意見の収集を行い、令和9年度に計画を取りまとめる予定です。
📌 将来人口推計から見える現実
私からは、人口減少社会を前提としたまちづくりについて質疑を行いました。
現在の将来人口推計では、
令和5年から令和35年までの30年間で、枚方市の人口は約9万人減少し、約30万6千人になる見込み
とされています。
人口減少は決して最近始まった課題ではありません。
現在の第5次総合計画が策定された約10年前にも指摘されてた課題であり、今後さらに進行していくことが予想されています。

📌 これまでと同じまちづくりは続けられるのか
人口が減少する中では、これまでと同じように公共施設や行政サービスを維持していくことが難しくなります。
そこで私からは、
✅ コンパクトシティ
✅ スマートシュリンク
といった考え方について、市の認識を確認しました。
コンパクトシティとは、人口減少や高齢化が進む中でも暮らしやすさを維持するため、住宅や公共施設、商業施設などを一定のエリアに集約し、効率的で利便性の高いまちを目指す考え方です。
また、スマートシュリンクとは、人口減少を前提として、公共施設やインフラの配置、行政サービスのあり方などを見直しながら、将来にわたって持続可能なまちづくりを進めていく考え方です。
市からは、こうした視点についても研究を行いながら、次期総合計画への反映に向けた検討を進めていくとの答弁がありました。
📌 都市間競争だけでは限界がある
私からは、人口減少社会における広域連携の考え方についても聞きました。
これまで自治体は、子育て支援や教育環境の充実、住民サービスの向上などを通じて、他の自治体から人を呼び込み、人口を増やすための取組を進めてきました。
しかし、全国的に人口減少が進む中では、自治体同士が人口を奪い合うような都市間競争だけでは近いうちに限界がきます。
これからは、それぞれの自治体が単独で全てを担うのではなく、周辺自治体と連携しながら地域全体で持続可能なまちづくりを進めていく視点が重要になります。
私はこれまでも議会で、広域連携の必要性について提案してきました。
例えば、
✅ 行政サービスの共同化
✅ 公共施設の共同利用
✅ 自治体間の役割分担
などを進めることで、住民サービスを維持しながら効率的な行政運営につなげることができます。
また、大阪府においても、人口減少や行政課題の複雑化を見据え、「基礎自治機能の充実・強化」に向けた取組が進められており、自治体間の連携や役割分担の重要性が議論されています。
市からも、広域連携をはじめとした周辺地域全体を捉えたまちづくりについて研究を進めながら、次期総合計画への反映に向けた検討を進めていくとの答弁がありました。
📝 先送りできない課題に向き合うべき時期
私は、今回の次期総合計画の策定を、枚方市の将来を考える極めて重要な機会だと考えています。
第5次総合計画においても、人口減少や少子高齢化の進展、公共施設の再編整備の必要性については既に示されていました。
しかし、この10年間で人口減少はさらに進み、学校施設をはじめとする公共施設の老朽化も着実に進行しています。一方で、公共施設の再編は十分に進んできたとは言い難い状況です。
今後、人口減少が続く中で、これまでと同じ発想のまま全ての公共施設や行政サービスを維持していくことは現実的ではありません。
そのため、
✅ 公共施設の再編・集約化・複合化
✅ 広域連携による行政サービスの効率化
✅ 行政サービスのあり方や役割分担の見直し
✅ 将来世代の負担を見据えた持続可能な財政運営
といった視点から、人口減少を前提とした持続可能なまちづくりを進めていく必要があります。
また、市民アンケートやワークショップでは、単に意見を集めるだけでなく、人口減少の現状や将来予測、公共施設が抱える課題などについても分かりやすく共有することが重要です。
市民の皆さんが現状を正しく理解した上で、枚方市の未来について主体的に考え、議論に参加できる環境をつくることこそが、これからの総合計画づくりに求められる姿勢だと考えています。
私は今後も、人口減少社会を見据えた持続可能なまちづくりの実現に向けて、議会の立場から積極的に提案を行っていきます。
📌 次期総合計画は枚方市の未来を決める重要な計画です
人口減少や少子高齢化が進む中、これまでと同じ発想だけでは持続可能なまちづくりは難しくなっています。
だからこそ、今後の枚方市をどのようなまちにしていくのか、市民の皆さんとともに考えていくことが大切です。
私も議会の立場から、人口減少社会を見据えた持続可能なまちづくりや公共施設の再編、広域連携の推進などについて積極的に提案を行い、将来世代に責任ある市政運営につなげていきます。
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