2026/4/28
皆さん、こんにちは。枚方市議会議員のかじや知宏です。
4月23日、枚方市立禁野小学校の新校舎現場見学会が行われ、私も参加してきました。
今回の禁野小学校整備は、単なる建て替えではありません。
学校統合・新しい学び・環境性能・地域との連携など、これからの枚方市の学校づくりを考えるうえで、大変重要なプロジェクトです。
現地で感じたことも含め、市民の皆さまに分かりやすくお伝えします。

禁野小学校は、高陵小学校と中宮北小学校の統合により誕生する新しい学校です。
両校は小規模校であり、将来推計でも児童数の大幅な増加が見込みにくいことから、枚方市の学校規模等適正化基本方針に基づき再編されました。
令和4年4月に一旦、中宮北小学校敷地で禁野小学校としてスタートし、その後、高陵小学校跡地で新校舎整備が進められています。
📌 令和8年2学期から新校舎で開校予定です。


今回の新校舎で印象的だったのは、
✅ 教室だけでなく廊下や共有空間も学習スペース
✅ オープンスペースを活用した柔軟な授業
✅ 子ども同士が自然に交流しやすい設計
といった、これまでの学校の固定概念を超えたつくりです。
従来の「教室に座って学ぶ」だけでなく、対話・協働・発表・探究型学習にも対応しやすい空間になっています。






新校舎では、ICT活用も強く意識されています。
✅ 全普通教室・特別教室にプロジェクター設置
✅ デジタルディスプレイボード導入
✅ 1人1台端末を活かしやすい環境整備
これからの時代、子どもたちには情報活用能力が不可欠です。
枚方市としても、ハード整備とあわせて教育内容の充実が重要になります。

禁野小学校新校舎は、学びの空間だけでなく、誰もが安心して使える学校づくりも重視されています。
📌 障がいの有無にかかわらず、すべての子どもたちが学びやすい環境整備が進められています。
具体的には、
✅ エレベーターの設置
✅ 校内の段差解消やスロープ整備
✅ バリアフリートイレの設置
✅ シャワー設備を備えた教室・保健室周辺設備
✅ 支援教室の配置や利用しやすい動線確保
✅ 多様な人が使いやすいユニバーサルデザインへの配慮
などです。
学校は、すべての子どもたちにとって安心して過ごせる場所であることが大前提です。
禁野小学校新校舎は、インクルーシブ教育の視点を取り入れた、これからの枚方市の学校づくりのモデルになると感じました。





禁野小学校新校舎は、環境面でも先進的です。
📌 ZEB Ready達成
(従来建築物と比べ、一次エネルギー消費量50%削減を目指す基準)
具体的には、
✅ 高断熱の壁・屋根
✅ Low-E複層ガラス
✅ 高効率空調
✅ LED照明
✅ 太陽光発電設備(20kW)
などが導入されます。
子どもたちが学ぶ場所そのものが、環境教育の教材にもなります。

枚方市の友好都市である高知県四万十市産の木材も内装材として活用されます。
さらに、昭和57年に両市の中学生が植樹した「青少年友好の森」のヒノキも使われるとのことです。
単なる建築資材ではなく、歴史・交流・ぬくもりを感じる学校づくりになっています。


禁野小学校新校舎は、子どもたちが学ぶ場所であるだけでなく、地域の貴重な財産として、地域住民にも活用される学校づくりが進められています。
📌 学校を、地域防災・子育て支援・生涯学習・交流の拠点として位置づける考え方です。
具体的には、
✅ 地域コミュニティ活動や読書活動にも活用できる施設機能
✅ 学校施設開放によるスポーツ利用にも配慮した設備整備
✅ 留守家庭児童会室を校舎内に設置し、学校と一体的に運用
✅ 就学前児童も利用しやすい新たな遊具の整備
✅ 地域の歴史遺産(禁野火薬庫跡地・禁野本町遺跡)を紹介する展示コーナー
✅ 体育館の更衣室・バリアフリートイレ整備
✅ 防災備蓄倉庫、非常用電源、給排水設備、Wi-Fiなど防災機能の充実
✅ 災害用マンホールトイレの設置
など、多面的な機能が盛り込まれています。
学校は授業のためだけの施設ではなく、地域の安心とつながりを支える拠点でもあります。
禁野小学校は、これからの枚方市に必要な「地域とともにある学校」の先進モデルになると感じました。

事業費は、当初契約額が
**33億8,580万円(税込)**でしたが、
人件費や資材価格上昇による、いわゆるインフレスライドなどの影響により、
📌 40億9,711万3,900円(税込)
まで増額されています。
全国的にも建設コスト上昇は課題であり、今後の公共施設整備にも大きく影響します。
禁野小学校新校舎は、単なる1校の整備ではなく、枚方市の今後の学校再編のモデルケースになると感じました。
枚方市では、児童生徒数がピーク時から大きく減少する一方で、学校数は大きくは減っておらず、学校規模と施設数のバランスに課題があります。小規模校ではクラス替えが難しい、交友関係が固定しやすいなど教育面の課題があり、過密校では教室不足などの問題もあります。
さらに、小中学校施設は市有建築物全体の延床面積の大きな割合を占めており、老朽化した学校施設への対応や維持管理費の増大は、枚方市の将来を考えるうえで避けて通れないテーマです。
加えて、今後も人口減少・少子化が進むことを見据えれば、これまでと同じ形のままで全ての施設を維持していくことは現実的ではありません。
その意味で、今後必要なのは、
✅ ただ学校を減らす・統合するだけで終わらせず、子どもたちにとってより良い教育環境を実現する再編にすること
✅ 学校を、地域コミュニティ・地域交流・防災拠点としても機能する場へ再設計すること
✅ 公共施設全体の最適配置を見据え、将来負担も踏まえた持続可能で計画的な整備を進めること
✅ 統合後の学校跡地についても、子育て・福祉・防災など地域課題の解決につながるよう、跡地活用まで一体で考える戦略的な取組を行うこと
です。
また、今後は小中一貫教育を進めやすい義務教育学校など、新しい学校の形も積極的に導入すべきだと考えます。9年間を見通した教育や、中1ギャップの解消など、子どもたちにとって大きな可能性があります。
一方で、学校再編は地域にとって非常に影響の大きいテーマです。だからこそ、行政が一方的に進めるのではなく、地域の理解を得るための丁寧な説明と対話が欠かせません。
難しい課題ではありますが、先送りできる問題でもありません。
禁野小学校の整備を成功事例としながら、枚方市全体の学校施設のあり方を前向きに見直していくことが必要です。
私は、これまでも学校規模適正化や公共施設マネジメントの観点から議会で提案を重ねてきました。今後も、私自身の重要な政策テーマとして真正面から取り組み、老朽化した学校施設への対応、人口減少・少子化を見据えた学校再編、義務教育学校など新しい学校づくりの推進、そして跡地活用まで含めた将来を見据えた具体策の早期実現に全力で取り組んでいきます。
今回、禁野小学校の新しい校舎を実際に見て、こうした取組をさらに前へ進めていく決意を新たにしました。

禁野小学校新校舎は、
📝 新しい学び
📝 環境配慮
📝 地域とのつながり
📝 将来の学校再編モデル
と、多くの意味を持つ施設です。
令和8年2学期の開校に向け、今後も工事の進捗や教育内容、運営面などをしっかり見ていきます。
そして枚方市全体の学校施設のあり方についても、引き続き提案していきます。
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