2026/2/23
皆さん、こんにちは。枚方市議会議員のかじや知宏です。
2月10日に開催された総務委員協議会では、市から報告のあった16の案件について協議をしました。
その案件の中から、今回は**「観光施策の展開について」**を取り上げます。

今回の総務委員協議会では、枚方市の観光振興策の一つである
📝 バンケット付きホテル支援制度
について質疑を行いました。
観光客やビジネス利用者を呼び込み、
まちのにぎわいと地域経済を高めることを目的とした制度ですが、
同時に公費による支援でもあります。
そのため、
📌 制度の中身と効果の両方を丁寧に確認すること
が重要だと考えています。
まず、この制度の概要を整理します。
枚方市が支援対象としているのは、
✅ 客室100室以上のホテル
✅ 150㎡以上のバンケット(宴会・会議室)を併設
といった、
多くの人を呼び込める規模の宿泊・交流拠点です。
そして支援内容は、
📌 ホテル部分にかかる固定資産税・都市計画税相当額を5年間補助
📌 令和8年度の補助額は約2,500万円
という制度設計になっています。


この補助金は、ホテルを含む土地・建物を所有する京阪ホールディングス株式会社に対して交付され、
同社から建物を賃借して運営を行う**カンデオホテルズ**によって、
宿泊やバンケット事業が展開されています。
これは、観光振興や都市機能の充実を目的に、
一定期間の公費支援で民間投資を後押しする仕組みです。
こうした仕組みにより、
観光客やビジネス客の滞在促進、会議や集会の利用拡大を通じて、
市内消費や雇用など地域経済への波及効果が期待されています。

質疑ではまず、
📌 この公費支出が妥当なのか
を確認しました。
市の答弁では、
産業振興基本条例に基づく既存制度との整合
周辺自治体でも同様の支援制度がある
との説明がありました。
制度設計としての合理性は理解できます。
しかし本来問われるべきは、
「実際に地域へどれだけ効果が出ているか」
です。
次に、
📌 ホテルの稼働状況や利用者の実態
について確認しました。
現在は、
ホテル側と毎月1回の定例協議
客室稼働率や利用者属性の共有
バンケット利用ニーズの把握
が行われています。
一定の情報連携は進んでいますが、
その成果が市民に分かる形で示されているかという点には、
まだ課題が残っています。
さらに、バンケット利用の改善状況については、
✅ ブュッフェ料理の質向上
✅ 価格帯の多様化
✅ 受付対応の見直し
など、利用者満足度を高める取組が進められています。
こうした改善は重要ですが、
次の段階として求められるのは、
📌 観光消費や市内事業者への効果などを、数値で確認できる仕組みづくり
です。
私は今回の質疑を通じて、
次の点が特に重要だと考えています。
📝 公費支出には客観的な成果確認が不可欠
そのためには、
観光消費額への影響
市内事業者への発注状況
市内雇用への寄与
市内団体によるバンケット利用割合
といった数値データの整理と公表が必要です。
さらに、
📌 補助終了後まで見据えた効果測定
📌 第三者視点での検証
📌 次の観光施策につなげる評価サイクル
を確立することが、
持続可能な観光政策につながります。
全国から来訪の目的となるような強力な観光資源が限られていることから、
来訪者数や観光消費額が大幅に伸びる構造にはなりにくいという現実があります。
その結果、政策効果が大きな数値として表れにくく、
公費投入の成果を分かりやすく示すことが難しいという課題があります。
こうした特性を踏まえると、
評価の軸を明確にし、丁寧に効果を検証していく姿勢が欠かせません。
支援して終わりではなく、
本当に地域経済につながっているのかを見極めること。
その視点を持って、これからも議会としてチェックしていきます。
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ホーム>政党・政治家>かじや 知宏 (カジヤ トモヒロ)>【枚方市】観光と地域経済への効果は?ホテル支援の課題について|総務委員協議会の案件より