2026/5/15

【倉敷の未来を創る】「小さな声」を政策の真ん中に。齋藤武次郎の代表質問
不登校、発達障害、そして日々の暮らしを支える福祉――。
齋藤武次郎は、これまでの政治の中で光が当たりにくかったマイノリティな課題に対し、20年以上にわたって現場の声を拾い続け、議場へと届けてきました。
2025年2月定例会の代表質問では、倉敷市が直面する5つの重要課題について、行政の姿勢を厳しく、かつ建設的に問いました。
小田川付け替えの成果: 水位を「約4.6メートル」低減させるという劇的な効果を確認。ポンプ稼働「ゼロ」を実現した治水対策の真価を評価し、さらなる「災害に強い倉敷」を追求します。
インフラの先回り点検: 道路陥没事故を防ぐため、他都市の事例を他人事にせず、倉敷市独自の緊急点検をいち早く実施。市民の安心をデータで担保することを求めました。
給食費無償化への決断: 年間25億円の財源という壁に対し、まずは「1ヶ月分の支援」を形に。国の制度化を待つだけでなく、市独自の先行的な取り組みを強く促しました。
学校エアコン整備の加速: 全校完了まで「9年」という期間に対し、「子どもたちの成長は待てない」と苦言。整備期間の短縮を強く要望しています。
「予算33万円」への問い: オンライン支援のハード面だけでなく、子どもの心に寄り添う「人(マンパワー)」への投資こそが本質であると断言。
パティシエを目指す孫の物語: 不登校を乗り越えた自身の孫のエピソードを通じ、教育に「費用対効果」を持ち込まず、子どもたちの将来の可能性を広げることの大切さを熱く訴えました。
齋藤武次郎は、あなたの「困った」に寄り添います
不登校、発達障害、学童保育の悩み、そして地域の安全について。
齋藤武次郎は、一人ひとりの「小さな手」の温もりを忘れず、制度の隙間に落ちてしまう声を決して見逃しません。
「子育てするなら倉敷で」という言葉を、すべての人にとって真実にするために。
お困りごとや市政へのご意見は、どうぞお気軽に齋藤武次郎までお寄せください。
2025年2月議会 青空市民クラブ代表質問 2025.2.27
青空市民クラブの齋藤武次郎です。
質問に入る前に、今年3月で退職、役職定年される職員の皆様には、長年にわたり市民の皆さんのために御尽力をいただきましたことに対しまして、会派を代表して感謝申し上げたいと思います。
それでは、会派を代表して通告に従い、順次質問をいたします。
【1】 防災・減災対策について
質問通告1点目の防災・減災対策についてお尋ねをいたします。
令和6年の気象概況は、日本の平均気温、日本近海の平均海面水温は、いずれもこれまでの1位の記録を大きく上回って、統計開始以降で最も高い値となる見込みです。
また、令和6年中に災害救助法が適用された気象災害は、7回もありました。
① 災害訓練について
そこで、この項1点目として、災害訓練についてお尋ねをいたします。
大規模災害が増加する今日において、倉敷市では令和6年度に市全体の部署が参加する訓練として、
「倉敷市水害対応訓練」、
「倉敷市一斉地震対応訓練」、
「倉敷市総合防災訓練」が実施をされていますが、
令和6年度の災害訓練をどのように総括をし、
令和7年度以降の災害訓練をどのような方針で実施をしていくお考えなのか、お聞かせをください
② 防災備蓄倉庫について
2点目として、防災備蓄倉庫についてお尋ねをいたします。
南海トラフ巨大地震の発生が危惧される中、家庭における食糧や飲料水などの備蓄が必要ですが、避難時に備蓄品を持ち出せないこともあります。
このため、倉敷市では、物資の搬送、備蓄体制の強化のため、旧柏島幼稚園跡地に市内3か所目となる(仮称)柏島防災備蓄倉庫を整備していますが、倉敷市では食糧や飲料水をどのくらい備蓄をしているのでしょうか?
また、倉敷市内に3か所目の物資搬送拠点の機能を備えた防災備蓄倉庫を整備することで、どのような効果があるのか、お尋ねをいしたします。
③ 防災士・自主防災組織について
3点目として、各町内会等における自主防災組織の取り組み状況と防災士養成についてお伺いをいたします。
防災意識を高めるには、自助、共助を原則として、社会の様々の場で減災と社会の防災力向上のための活動が必要になると思います。
そこで、現在の倉敷市における自主防災組織の組織数、カバー率をお尋ねをいたします。
自主防災組織とともに、防災士が欠かせないと思いますが、令和6年度の防災士養成講座の受講者数と、現在の倉敷市の防災士の人数は何人なのでしょうか?
また、より多くの防災士を育成していく必要があると思いますが、倉敷市としてはどのように進めていくお考えなのか、お尋ねをいたします。
ところで、防災士資格取得のためには、2日間講座を受講しなくてはなりませんが、中には仕事を休んで取得をしようとする方もおられるとお聞きをいたします。
そのためには、企業の理解も必要と考えますが、倉敷市として、どのように働きかけを行っていくおつもりなのか、お尋ねをいたします。
④ 小田川合流点付替え事業とまびふれあい公園について
この項、最後に、令和6年3月に完成した小田川合流点付替え事業と、令和6年7月に開園したまびふれあい公園についてお尋ねをいたします。
柳井原貯水池を活用し、高梁川との合流位置を約4.6km下流へ付け替えることにより、高梁川のバックウォーターによる小田川への影響を小さくするとともに、倉敷市街地における治水安全度の向上を図り、事業が完了をいたしています。
この事業により事業実施前に比べて、高梁川側と小田川側で、それぞれどの程度の水位低減効果があると推定をしているのかお尋ねします。
ところで、まびふれあい公園は、平成30年7月豪雨災害からの復興のシンボルとなる都市公園として整備をされ、平常時と災害時の両面で活用でき、地域の発展にもつながる公園をテーマとして整備をされました。
この公園の、避難所としての収容人数と保管している備蓄品の量、マンホールトイレなどの防災施設についてお尋ねをいたします。
現在、令和7年12月完成予定で、倉敷市役所本庁舎敷地内に防災危機管理センター棟が建設をされています。
本庁舎と調和したデザインとし、免振構造を採用し、防災危機管理室、消防局、水道局が一か所に集約をされます。
この防災危機管理センターが災害時の拠点となることを期待し、次の質問へ移ります。
【2】 公共インフラの安全性確保について
質問通告2点目として、公共インフラの安全性確保について、お尋ねをいたします。
埼玉県八潮市(やしおし)で下水道管の破損などが原因とみられる大規模な道路陥没が起きたことを受けて、国土交通省は全国の自治体に対し、同規模の下水道管で緊急点検するよう指示をしました。
岡山県は県が管理する児島湖流域下水道の管路を緊急点検する方針を明らかにしました。
県管理の下水道施設は児島湖流域下水道のみで、処理能力や管の口径は国が示した緊急点検の対象基準を下回っていますが、独自の判断でチェックを行うことを明らかにしました。
また、岡山県内では津山、笠岡、井原、総社、新見、赤磐市と吉備中央町の7市町が自主的な点検を行う方針を早々に示されました。
岡山市と倉敷市は、それに遅れて2月10日にそれぞれが管理する下水道管の緊急点検を行うことを発表しました。
国土交通省が要請している点検の対象にはなっていませんが、安全安心の確保に向けての独自の取り組みです。
その後も千葉県大網白里市(おおあみしらさとし)で、水道管が破裂し、道路が陥没する事故が発生しています。
上下水道やトンネル、道路、橋等の公共インフラが老朽化により破損し、市民生活に大きな影響が生じている事故が相次いでいます。
また、岡山県内では、吉備中央町の水道水に高濃度PFAS(ピーファス、有機フッ素化合物)が混入した事故が起こっています。
公共インフラへの神話が崩壊し、自治体への信頼も崩れようとしています。
その都度、市民の皆さんは「倉敷市は大丈夫なのか?」という不安を持ったことでしょう。
そんな時、いち早く「倉敷市は独自に調査をした結果、異常はありませんので、安心してください」とメッセージを出すことが大切なのではないでしょうか?
同時に、公共インフラの維持、点検、老朽化対策には莫大な経費が必要です。
そのコストをどこから捻出するのか? 誰が負担するのかも大変気になるところです。
11月議会での水道料金値上げを提案された時にも、水道管の老朽化対策が含まれていました。
理屈ではわかるのですが、下水道管や水道管の老朽化対策を行うと、それが料金に跳ね返ってくると、複雑な気持ちになる市民の皆さんも多いのではないでしょうか?
また、行政としても思い切った投資ができづらいのではないでしょうか?
水道管や下水道管も道路と同じように公共インフラとしては、欠くことのできないものです。
公共インフラの安全性確保について、取り組むとともに、
他都市で事故があった際に、倉敷市でも同様の事故が発生しないかと市民の皆さんが不安に思われると考えられますが、
市民の皆さんに安心してもらえるようなメッセージの発信が必要だと思いますが、ご見解をお尋ねをいたします。
また、安全性確保のためには、多額の経費が必要になると思いますが、当局のご見解をお尋ねをいします。
【3】物価高騰対策について
次に質問通告3点目の物価高騰対策についてお尋ねをいたします。
総務省が発表した昨年、令和6年12月の消費者物価指数は、前の年の同じ月より3.0%上昇をしました。
上昇率はおととし8月以来、1年4ヶ月振りに3%台になりました。
これは政府による電気・ガス料金の補助がいったん終了したことなどが主な要因で、各家庭も、冬期間のガソリン・灯油の高騰に始まり、電気、ガス、食料品全般の値上げなど、影響が出ています。
身近な商品の値上げが家計の大きな負担になっています。
国は物価高騰対策としてガソリンなど燃料価格の抑制策や低所得者への給付金などを打ち出してきましたが、物価高の影響は今後も見通せず、私たちの暮らしはどのようになっていくのでしょうか。
① 市民の皆さんの声の把握について
そこで、お尋ねをいたします。
値上げのニュースは毎日報道され、家族構成や収入の安定度によって困り度は多少異なってくると思いますが、特に弱い立場の方々、また、家庭のみならず、企業や商店、福祉施設なども含め、市民の皆さんの困り度をどのように把握をしているのかお尋ねをいたします。
② 救済策について
2点目は、救済策についてです。
物価は高くなるけれど給料は上がらないとすれば、買い控えが進み、経済に影響が出てきます。
また、どうしても購入しなければならない物を優先し、優先順位の低い物は購入を躊躇することがあります。
物価高にあえぐ市民の皆さんの声、企業や商店、福祉施設等の事情に対応するため、国の施策はもちろん、市独自の救済策など、どのように考えているのか、お尋ねをいたします。
③ 学校給食について
3点目は、給食の対応についてです。
食材の高騰で、その動向が懸念される1つとして、子どもたちの給食があります。
特に小中学校の給食は給食費として徴収された金額で食材を賄っています。
食材が値上がりすれば、献立に支障がでてきます。
現状でも米の高騰で、大きな影響が出ています。
子どもたちにとって楽しみな給食、給食費の値上げにつながると保護者の負担も増加をします。
石破総理大臣は、2月17日の衆議院予算委員会において、「学校給食費無償化は、まず小学校を念頭に、令和8年度以降、早期の制度化を目指す」意向を表明をされました。
そして、2月25日には、自民党と公明党、日本維新の会の代表により、給食費の無償化が合意をされました。
給食費の無償化の足音が聞こえてきました。
倉敷市として、今後の給食費への対応はどのように考えているのか、国の無償化を前倒しして、学校給食の無償化に踏み切るべきだと思いますが、ご見解をお尋ねをいたします。
【4】 教育行政について
続いて、質問通告4点目の「教育行政について」お尋ねをいたします。
一般会計に占める教育費の割合が少ないことは、予算分科会で毎回、指摘をさせていただいています。
令和7年度の当初予算案では、令和6年度の6.7%から1.5ポイント増加をし、8.2%、額にして37億9,989万円増額をしていることを評価をさせていただきたいと思います。
ただ、ハード整備に伴い、予算が増えた感が否めず、学校現場へのマンパワー増強を中心に、以前の聖域と言われた10%確保に向けての更なる増額をお願いをいたします。
① 体育館へのエアコン整備
また、今議会での小中学校体育館へのエアコン整備に関する予算提案を高く評価をさせていただきたいと思います。
このことについては、既に予定をしておりました質問がなされ、回答が得られていますので、質問を割愛し、要望のみさせていただきたいと思います。
エアコン整備が9カ年事業となりますと、義務教育における設備投資としては、期間が少々長過ぎるように感じます。
9年というと、小学校に入学した新一年生が、中学校を卒業する年限です。
国の補助金の確保に努めて、整備期間を短縮することを要望をさせていだたきます。
また、倉敷市立(いちりつ)高校や特別支援学校の体育館へのエアコン整備についても要望をさせていだたきます。
② 学校現場のマンパワー増強について
次に「学校現場のマンパワー増強について」お尋ねをいたします。
慢性的な教員不足は全国的な深刻な問題であるとは、論を待ちません。
文部科学省が各自治体の教育委員会に取ったアンケートでは、産休・育休の取得者数の増加が教員不足の主な原因であるとの結果が出ています。
産休・育休は必要な制度です。
制度には何も問題ありませんが、産休・育休に入った教員の仕事を同僚がカバーしきれず、結果として教員が足りない現場が増えています。
休職期間中の現場体制を整える必要があります。
また、発達障がい等の支援の必要な子どもや不登校の子どもが増え、より多くの教員が必要とされているものの、教員採用試験で採用される正規雇用の教員は増えておらず、臨時職員や非常勤講師でカバーされているのが現状です。
しかし、臨時職員や非常勤講師の登録者も減少をしており、必要な人員数が確保できないことも、教員不足、学校現場のマンパワー不足を加速していると言えます。
学校現場では、支援を必要としている子どもが増加しているのに、支援をする教員をはじめとする学校のマンパワーが増えないのでは、十分な支援ができるわけありません。
「教員確保は県の責任」であることは重々承知をしています。
しかし、だからと言って、本当に県任せでいいのでしょうか?
今は定年後も長く働くことが一般化していますので、例えば、県の退職教員を現役並みの給料で倉敷市が雇用をしたり、倉敷市独自に非常勤講師の処遇をアップしたり、支援員等の処遇改善を図るなどして、人員確保をすべきではないでしょうか?
このままでは、近い将来、大幅な教員不足時代が到来をし、特定の授業は、パソコンの向こうから教師が複数のクラスの子どもたちを、同時に授業を行うようなことになるのではないかと危惧をしています。
オンライン授業そのものを否定するつもりはありませんが、基礎自治体が所管する義務教育は、単に勉強を教えるだけでなく、子どもたちの生きる力を育み、健全な人間育成等も大切で、それは、子どもたちと教師が直にふれあうことでしかできないことがたくさんあります。
そのためには、子どもたちに向き合う教師が必要不可欠です。
倉敷市内の教員不足の現状について、来年度の学校現場のマンパワー増強、将来の教員確保策について、教育長のご所見をお聞かせをください。
③ 不登校対策について
次に不登校対策について、お尋ねをいたします。
令和7年度当初予算案の不登校等対策総合事業費が令和6年度の1億9,101万円から2,137万円増額、11.2%アップして、2億1,239万円計上されていることを評価をさせていただきたいと思います。
特に、自立応援室支援員配置事業で、15校の自立応援室と児童生徒の自宅をつないでオンライン支援を行うことが新規事業として提案されていることを評価をさせていただきたいと思います。
ただ、提案されている予算は34万円ですから、1学校あたり、23,000円弱です。
業務は増えても、マンパワーは増やさず、不足するパソコンの台数を増やすだけの対応のように思われます。
これでは、倉敷市の不登校対策は不十分で、不登校の児童生徒が減少に転じるとは、とても思えないのです。
倉敷市の不登校児童生徒数の増加率は全国平均の約2倍と急増をいたしています。
急増する不登校児童生徒に対して、対策が追い付いていないのが現状ではないでしょうか?
不登校対策には、できるだけ多くの選択肢が必要です。
全校の自立応援室に専任の担任を配置をし、校内フリースクールとして整備すべきです。
その上で、校外の適応指導教室、ふれあい教室を学校のイメージから転換して、運営も民間委託すべきではないでしょうか?
学校に行けない、行かない子どもたちが通うふれあい教室が学校のイメージに近いということは、行きづらさの解消につながらないのではないでしょうか?
民間フリースクールとの連携も必要だと思います。
民間フリースクールに通った場合に、学校への出席日数にカウントできるようにする、高額なフリースクールの費用が軽減されるように、フリースクールやフリースクールに子どもが通う世帯への財政的支援を行うべきと思います。
他にも岡山県事業として、高校への進学意欲のある不登校の中学生を対象とした教育支援センターを高校内に設置しています。
また、不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して、教育を実施をする学校である学びの多様化学校、いわゆる不登校特例校という制度もあります。
倉敷市内不登校児童生徒数は1,122人で、休校している学校等を活用して、学びの多様化学校を整備することも検討してもよい状況であると思います。
私事ですが、九州で暮らしている高校1年生の私の孫は、中学生時代に不登校でした。
しかし、中学校の先生方が粘り強く、熱心に私生活を含めて、支援していただいたお陰で、高校に進学することができました。
この先生方がいなければ、高校生になった孫を見ることはできなかったと思います。
学校の先生方以外にも、友達に恵まれたこと、高校に通い易くするためにアパートを引越したこと、将来の目標を見つけたこと、色々なことが、不登校を克服できた理由であったことを、孫は話をしてくれました。
やっぱり、周囲のヒトの助けが大切なんだと、しみじみ感じました
将来、パティシエになることを夢見て、高校の製菓コースに通いながら、ケーキ屋でアルバイトをしています。
先日の連休に、九州のお店に行って、孫が働いている様子を見ました。
頑張っている様子を見て、その成長振りに、私たち祖父母は驚くとともに、感動をいたしました。
助けてくれた皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
教育に費用対効果という考えは馴染みません。
子どもたちの成長のためには、保護者が果たすべき役割が大きいことは言うまでもありませんが、学校の先生方が果たす役割もとても大きいと思います。
お金がないとか、人がいないという理由で、子どもたちの選択肢を減らしたり、教員や支援員の人数を増やさなかったりすることは、子どもたちの将来の可能性を狭めることになりませんか?
それは、今、政治や行政に携わる私たちとして許されることなのでしょうか?
いや、今の生きる大人として、その責務を果たしていると言えるのでしょうか?
教育にとって大切なのは、やっぱり子どもたちに向き合うヒトなんだと思います。
私は孫を見て、不登校の子どもたちを支援してくれる先生等を増やすこと、不登校対策という選択肢を増やすことが、不登校に悩み、苦しむ子どもたちに将来の光を与える唯一の方法ではないかと思いました。
そこで、真の教育者としてご信頼申し上げる仁科教育長にお尋ねをいたします。
急増する倉敷市の学校に行けない、行かない不登校児童生徒の対策について、特に不登校に悩み、苦しんでいる子どもや保護者の選択肢を増やすこと、不登校対策の充実について、どのようにお考えでしょうか?
事務者が用意した答弁書を、そのまま読むのではなく、あなたの教育者としての心の声を、是非とも答弁に入れと、声にしていただきたいと思います。
④ 小・中学校の適正規模・適正配置について
この項4点目として、小・中学校の適正規模・適正配置についてお尋ねをいたします。
令和5年7月に「倉敷市小中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針」が策定をされ、令和7年度当初予算案にも倉敷市初の義務教育学校となる倉敷市立下津井学園を設置するための経費が計上される等、小規模校解消に関しては、対応が進んでいます。
一方、大規模校解消は、全く進んでいないと言わざるを得ません。
文部科学省は、31学級以上の過大規模校については速やかにその解消を図るよう求めています。
倉敷市内の過大規模校は、西阿知小学校の37学級、茶屋町小学校の34学級、大高小学校と中島小学校の32学級、南中学校の31学級の5校があります。
特に西阿知小学校の児童数は、急増し、1,240人という市内最大のマンモス校で、今後も増加が予想をされています。
校地が狭い中で、休み時間に外遊びできる曜日が学年毎に決めなければならなくなっている現状で、学校の日常活動にも支障をきたしています。
第一中学校は、現在は過大規模校ではありませんが、過大規模校の西阿知小学校と中島小学校から進学することを考えると、ごく近い将来、過大規模校になるとは容易に推測ができます。
既に教室不足は生じており、狭い校地に、新たな校舎を建設する予算が、提案をされています。
止む無く、狭いところに詰め込んでいて、急場を凌いでいるとの感は否めません。
子どもたちの教育環境を考えれば、通学区域の弾力的な運用・見直し等をはじめ、過大規模校の対策も早急に検討をしなければならない重要な課題だと思いますが、教育長のご所見をお尋ねをいたします。
【5】 子ども医療費について
質問通告最後の「子ども医療費について」お尋ねをいたします。
このことについても、既に予定をしておりました質問がなされ、答弁がなされましたので、質問を割愛し、会派としての考え方と要望を述べさせていただきます。
子ども医療費については、全国的に高校生までに対象を拡大する自治体が増え、全国の約8割の自治体が無償、もしくは公費助成を行っています。
岡山県からの補助金が、県内で倉敷市だけが低い割合となっていることについては、政治的に解決すべきものであり、それを理由に、倉敷市が対象者を高校生にまで拡大しないのは、いかがなものでしょうか?
早期に、対象者を高校生までに拡大することを求めて、会派を代表しての質問を終わります。
ご清聴、ありがとうございました。
倉敷の未来を左右する「5つの意外な事実」:市議会代表質問から見えた、私たちの暮らしの現在地
「物価高が止まらないけれど、これからの生活はどうなるんだろう」「もし大きな災害が起きたら、この街は本当に自分たちを守ってくれるのか」――。
日々の生活の中で、私たちはこうした漠然とした、しかし切実な不安を抱えています。こうした問いへの答えは、実は「市議会」という一見すると堅苦しい議論の場に隠されています。特に会派を代表して行われる「代表質問」には、行政が何を優先し、限られた予算をどこに投じようとしているのかという、街の設計図が凝縮されているのです。
今回は、最新の議事録から浮き彫りになった、倉敷市民なら知っておきたい「5つの真実」を、政策アナリストの視点で解き明かします。
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【驚きの治水効果】小田川の付け替えで「4.6メートル」の水位低下が実現
2018年の西日本豪雨から、私たちの街は「災害に強い倉敷」への再建を進めてきました。その象徴ともいえる「小田川合流点付け替え事業」の完了が、驚くべき具体的な成果を上げていることが明らかになりました。
今年2月7日に開催された首長等意見交換会において、国から劇的なシミュレーション結果が報告されました。昨年11月に発生した台風21号による大雨を例に取ると、事業実施前と比較して以下の水位低減効果が確認されたのです。
* 高橋川:約0.8メートルの低下
* 小田川:約4.6メートルの低下
4.6メートルという数字は、建物の2階に迫る高さです。この整備により、以前は大雨のたびに閉鎖してフル稼働させていた排水ポンプの稼働実績が、なんと「ゼロ」になりました。伊藤市長はこの成果について、次のように述べています。
「小田川部分については、これまではポンプをフル稼働するという状況が続いておりましたが、付け替え事業後はポンプの稼働実績自体が0となるなど、大きく治水安全度の向上につながったと認識しております」
インフラ整備が、机上の空論ではなく「命を守る盾」として機能していることが証明された形です。最新のデータが示すこの安心感は、復興から成長へと向かう倉敷の大きな礎となるでしょう。
【給食無償化の壁】「25.2億円」という数字が示す理想と現実
子育て世代から切望されている「学校給食費の無償化」。国でも岸田総理が令和8年度以降の早期制度化を目指す意向を示していますが、自治体が独自に先行して実施するには、極めて重い財政的決断が求められます。
倉敷市が全小中学校で無償化を実施した場合、必要となる財源の試算は以下の通りです。
* 小学校:約15億8000万円
* 中学校:約9億4000万円
* 合計:約25億2000万円(年間)
毎年25億円を捻出し続けることは、市の単独予算では容易ではありません。しかし、市は手をこまねいているわけではなく、令和7年度の暫定措置として**「1ヶ月分の給食費相当額の支援」**を打ち出しました。これは、国の交付金を活用しつつ「今、できる最大限」を形にしたものです。 国の制度化を待ちつつ、まずは一歩を踏み出す。理想と現実の狭間での苦渋の、しかし着実な前進といえます。
【教育環境のジレンマ】学校のエアコン整備に「9年」かかる理由
災害時の避難所としての機能も期待される小中学校の体育館。そのエアコン整備予算がついに動き出しましたが、ここで一つの「ジレンマ」が浮き彫りになりました。全校への整備完了までに「9年」という期間を要する点です。
このスピード感について、代表質問に立った齋藤議員は鋭い比喩で問いかけました。 「9年といえば、小学校に入学した新1年生が、中学校を卒業してしまう期間である」
教育の現場において、1年は大人の1年とは重みが違います。エアコンがないまま卒業していく子どもたちをこれ以上増やさないために、国の補助金確保や施工業者のキャパシティ管理をどう効率化するか。単なる予算の問題ではなく、行政には「子どもたちの時間」を意識したスピード感が強く求められています。
【不登校対策の核心】予算「33万円」のオンライン支援と、1人の少年の物語
倉敷市の不登校児童生徒の増加率は、全国平均の約2倍という深刻な状況です。これに対し、市は新規事業として15校の「自立応援室」と自宅を繋ぐオンライン支援を提案しましたが、その予算額はわずか33万円。1校あたり約2.2万円です。
この金額は、あくまで接続用の専用パソコンを配置するための「ハード(備品)」の費用に過ぎません。テック系ブロガーとしての視点を加えれば、ITツールは導入がゴールではなく、それをどう活用し、誰が子どもと繋がるかという「ソフト(人)」こそが本質です。
齋藤議員は、不登校を克服してパティシエを目指す自身の孫のエピソードを交え、こう訴えました。
「教育に費用対効果という考えは馴染まないと思います。……教育にとってとても大切なのは、やっぱり子供たちに向き合う人なんだと思います」
デジタル技術で物理的な距離は埋められても、心の距離を埋めるのは人間です。33万円のPCの向こう側に、どれだけ「向き合う人」を配置できるか。不登校対策の真価が問われています。
【インフラの信頼】「他都市の事故」を他人事にしない、先回りというコストパフォーマンス
私たちの生活を支える下水道などの公共インフラ。近年、埼玉県吉川市で発生した大規模な道路陥没事故は、インフラ老朽化の恐怖を全国に知らしめました。
倉敷市はこの事態を受け、国の緊急点検基準を下回る規模の管であっても、独自に「2月13日の緊急点検」を実施しました。その結果、対応が必要な空洞がないことを迅速に確認し、速報を発信しています。
インフラ維持には、将来的に水道料金の値上げといった市民の負担増を伴う議論も避けられません。しかし、事故が起きてから対処する「後追い」よりも、点検を徹底して「超寿命化(長持ちさせる)」を図る方が、長期的にはコストを抑えられます。何より、「倉敷は大丈夫か?」という市民の不安にデータで即答することこそが、行政にとって最大のコストパフォーマンス(信頼維持)に繋がるのです。
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結び:倉敷の未来を共に考えるために
今回の代表質問から見えてきたのは、倉敷市の「守る力(治水やインフラ)」の確実な進化と、「育てる力(教育環境や不登校支援)」におけるリソース配分の難しさです。
予算とは、私たちの税金を「どのような価値観で使うか」という街の意思表示に他なりません。政策アナリストとして提言したいのは、インフラという「箱」を整えるだけでなく、その中で生きる「人」への投資をいかに加速させるか、という視点です。
議会で交わされる言葉は、私たちの日常と密接に繋がっています。街の未来を、決して「行政任せ」にせず、自分事として共に見守り、対話を続けていきましょう。それが、倉敷をより良い場所にする唯一の道なのです。
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ホーム>政党・政治家>さいとう 武次郎 (サイトウ タケジロウ)>倉敷市議会議員|不登校・発達障害・給食無償化。実績と現場の声で街を変える齋藤武次郎の提言