2026/8/20

東かがわ市の介護支援専門員連絡協議会において、介護保険制度の運用における「ローカルルール」について意見交換を行いました。
意見交換には、東かがわ市以外で介護支援専門員として勤務した経験を持つ方も参加され、それぞれの地域で行われている手続きや運用の違いについて、具体的な事例が紹介されました。
同じ介護保険制度であっても、自治体によって提出書類や確認方法、事前相談の必要性、サービス利用に関する判断などが異なる場合があります。こうした違いが、介護支援専門員の事務負担や判断の難しさにつながっていることを改めて認識しました。
一方で、地域独自の運用には、過去の事例や地域の事情を踏まえ、利用者の安全確保や給付の適正化を図る目的がある場合もあります。
そのため、地域独自の取扱いをすべて否定するのではなく、「なぜこの手続きが必要なのか」「どのような根拠があるのか」を明確にし、現場に分かりやすく伝えることが重要です。
また、制度や環境の変化によって必要性が低下した手続きや、自治体によって判断が大きく異なる事項については、定期的に見直していく必要があると感じました。
今回の意見交換を通じて、介護支援専門員が抱える負担は、単純な業務量だけではなく、制度の解釈や地域ごとの運用の違いからも生じていることを学びました。
行政と介護支援専門員が継続的に意見交換を行い、日頃感じている疑問や課題を共有できる場を設けることは、利用者本位の支援につながるだけでなく、業務の効率化や働きやすい環境づくりにもつながると考えます。
北名古屋市においても、独自の運用や提出書類などの実態を改めて確認し、「その根拠は何か」「本当に必要なのか」「現場にどのような影響を与えているのか」という視点から検証していく必要があります。
最後に、今回特に感じたことがあります。
ローカルルールは、その地域の判断によってつくられてきたものであり、必要に応じて見直したり、変えたりすることができるルールでもあります。
しかし、長年続いている手続きほど、それがローカルルールであることに気づかないまま、「昔からこうだから」「仕方がない」「これが当たり前」と受け止め、大きな負担を抱えていることも少なくありません。
では、何がローカルルールなのか、どうすれば気づくことができるのか。
そこに明確な答えがあるわけではありません。
ただ、日々の業務の中で感じる、
「なぜ、こんなことをしなければならないのだろう」
「もっとこうしたら簡単になるのではないか」
「本当にこの書類は必要なのだろうか」
といった小さな疑問や不満が、ローカルルールに気づくきっかけになるのではないかと思います。
もちろん、すべての不満をなくせるわけではありません。しかし、必要性や根拠を確認し、変えられるものを一つひとつ見直していくことは、介護支援専門員の負担軽減や働きやすさにつながります。
そして、それは最終的には、利用者と向き合うための時間を増やし、より良い支援につながっていくはずです。
だからこそ、これからも地域のケアマネジャーの皆さんの声を丁寧に聞きながら、「当たり前」とされていることの中に改善できるものがないか、一緒に考えていきたいと思います。
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ホーム>政党・政治家>ひろた 幸治 (ヒロタ コウジ)>視察報告(東かがわ市・介護保険事業におけるローカルルールについて)