2026/9/10
令和の玲!
練馬区議会・無所属のしもだ玲です。
議会のみどり環境等特別委員会で、
練馬区の一般廃棄物処理基本計画について
質疑に立ちました。
練馬区では現在、
「第五次一般廃棄物処理基本計画」
の策定に向けた検討が進められています。
今回、私が特に指摘したのは、
「ごみが減った」
「リサイクル率が何%だった」
という数字だけではなく、
税金を使って行っている事業が、
実際にどれだけ成果につながっているのかを
検証できる計画にするべきではないか
という点です。
「リサイクル率」だけで
成果を判断していいのか?
まず気になったのが、「リサイクル率」です。
令和7年度の
練馬区の区民1人1日あたりの
ごみ収集量は419gで、目標の443g以下を
達成しました。
一方、
リサイクル率は24.5%で、
目標の25.2%には届いていません。
しかし、
新聞や雑誌などの紙そのものが
デジタル化によって減少しています。
さらに、
民間店舗での資源回収やリユースなど、
区の統計に十分表れない資源循環も広がっています。

夕方フードバンクの配達ボランティアへ
現場で出る大量の段ボールを回収する地域団体の皆さん
こうした社会の変化を考えると、
従来の「リサイクル率」だけで
成果を判断することが適切なのか。
この点について区も課題を認識しており、
第五次一般廃棄物処理基本計画の策定に向けて、
指標のあり方を工夫していきたいとの考えを示しました。
ごみは減った。
でも「処理コスト」は上昇
もう一つは、「コスト」です。
令和7年度のごみ収集量は、前年度比1.3%減少しました。
一方で、1トンあたりのごみ処理経費は、
64,693円 → 69,450円と、7.4%上昇しています。
物価や人件費の上昇などの影響は当然あります。
しかし、ごみを減らすことだけを目標にするのではなく、
ごみ処理にかかる費用や、
収集・処理の効率性も同時にチェックする必要があります。
区からは、物価上昇などから
コストを単純に指標化することには難しさがあるものの、
「最少の経費で最大の効果」という視点で
効率化に取り組むとの答弁がありました。
環境学習は
「何回やったか」より
「何が変わったか」
環境学習についても同じです。
講座を、
「何回開催したか」
「何人参加したか」
だけでは、
実際にごみの減量につながったのか分かりません。
実際、区の資料には環境・リサイクルに関する
講座の回数や参加人数などが実績として
掲載されています。
そこで、参加前後の意識変化なども含め、
事業をやった量=アウトプットではなく、
実際に生まれた成果=アウトカムを測る仕組み
を求めました。
行政が事業を「実施した」だけで終わらず、
その事業によって何が変わったのかまで
検証することが重要です。
事業者への指導も
「何件やったか」で終わらせない
事業者へのごみ排出指導についても、
「何件指導したか」だけでは十分ではありません。
区は小中規模事業者への排出調査や直接指導、
ビラによる指導などを実施しています。
しかし、本当に知りたいのは、
そのうち何件が改善したのか?
何件が再指導になったのか?
という結果です。
そこまで把握することで、
初めて「この事業に効果があったのか」を検証できます。
区民に求めるなら「政治家自身」から
そして最後に指摘したのが、
私たち政治家自身が出すごみです。
区民の皆さんに
プラスチック削減やごみの排出抑制を
お願いするのであれば、議員や政治家も例外ではありません。
例えば、練馬区は政治家のポスターの激戦区として有名です。
さらに選挙が近くなると、その様は歴然。
SNSの力で政治家の無断貼りポスターの撲滅を! | 練馬区議会議員しもだ玲☆未来navi
区議50人が政治活動用と通称2連と呼ばれる
ポスターを各100枚ずつ、1人200枚のユポ紙ポスターを
使用すると仮定すれば、
50人 × 200枚 = 1万枚
になります。
さらに、
A1サイズを1枚約100gと仮定した単純試算では、
約1トンになります。
練馬区には区議会議員だけではなく、
東京都議会議員や国会議員、各政治団体などが
多く活動しているので、そこを含めるとさらに仮定値は爆上がり。
もちろん、
実際の重量は材質・サイズ・厚さ・枚数によって変わります。
しかし、街中に大量に掲示される
政治活動用ポスターについては、廃棄物だけでなく、
街の景観という観点からも考える必要があるのではないでしょうか。
区民にごみの削減を求めるなら、まず政治家自身から。
「隗より始めよ」の姿勢で、
議員・政治家が生み出すごみについても見直していくべきだと、
委員会で問題提起しました。
「やった」ではなく「成果が出たか」を
検証できる計画へ
練馬区の第五次一般廃棄物処理基本計画は、
令和9年度から令和18年度までを対象とする計画です。
令和8年12月に素案を作成し、
区民意見反映制度を経て、令和9年3月の策定が
予定されています。
だからこそ、新しい計画では、
「何回やったか」
「何人参加したか」
「何%になったか」
だけではなく、
「税金をいくら使い、その結果、何がどれだけ改善したのか」
まで検証できる仕組みにしていくべきだと考えています。
そして、区民にごみ削減をお願いする以上、
行政だけでなく、私たち議員・政治家自身も行動を見直す。
これもまた、
循環型社会を目指すうえで必要な姿勢ではないでしょうか。
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ホーム>政党・政治家>しもだ 玲 (シモダ レイ)>住民に「ごみを減らせ」と言いながら、議員のポスターの廃棄量は約1トン!?