2026/8/21
令和の玲!
練馬区議会・無所属のしもだ玲です。
練馬区では、長年にわたり区政や地域社会に
貢献された方々をたたえる「区民表彰」を毎年実施しています。
令和8年度の受賞予定者は146名。
私自身、区民表彰の
意義そのものには大いに賛同しています。
だからこそ、
8月20日の区議会・企画総務委員会にて、
「表彰することが目的になっていないか」
「本当に住民にその意義が伝わっているのか」
という視点から、制度全体について質問しました。
「伝えている」と
「伝わっている」は違う
区は、区民表彰によって地域活動への理解や関心を
高める意義があると説明しています。
一方、その効果を調査する考えについては
「現時点ではない」との答弁でした。
過去にも、アンケート等は行っておらず、
「受賞者から『嬉しかった』や『ありがとう』
といった声をいただいている」
・・・との説明がされています。
もちろん、受賞された方に喜んでいただくことは大切です。
しかし、
「発信したこと」と
「区民に伝わったこと」
は別です。
区民表彰によって
地域活動への理解や関心を高めたいのであれば、
「本当に区民に届いているのかを
何らかの方法で検証する必要がある」
と指摘しました。
推薦146人、受賞146人。
非該当者は「0人」
今回の私が行った質疑では、
興味深い事実も明らかになりました。
今年度は、
推薦者146名
→受賞予定者146名
→表彰対象とならなかった方0名
とのことです。
区によれば、
事前に推薦基準を関係団体等へ示し、
その基準に基づいて推薦された方を
審査会で確認し、決定しているとのことでした。
全員が受賞したこと自体を
問題視しているわけではありません。
しかし、この運用であれば、
審査会で「誰を選ぶか」以上に、
そもそも推薦段階で、
「誰が候補者として拾われるのか」が重要
になります。
団体に所属していない人は、
誰が見つける?
そこで私が問題提起したのが、
推薦ルートです。
例えば農業をはじめ地域活動には、
既存団体に所属していなくても、
長年地域に貢献している方がいます。
行政との接点が少ない方、
個人で新しい活動を始めた方も同様です。
こうした方々が推薦ルートに乗らなければ、
審査の対象にすらならない可能性があります。

私は、団体推薦だけでなく、
所管課による積極的な把握や区民推薦なども含め、
幅広く候補者を把握できる仕組みを求めました。
区からは制度や基準を
適宜見直してきたとの説明がありましたが、
「団体に所属していない人を具体的にどう把握しているのか」
については明確な答弁を得られませんでした。
ここは今後も検証が必要です。
「誰が受賞したか」より
「なぜ受賞したか」が大事
現在、受賞者は
区報や区ホームページなどで公表されています。

練馬区公式HPより一部引用
しかし重要なのは、名前だけではありません。
「この方は地域でこんな活動を続けてきた」
「こんな形で練馬に貢献してきた」
そこまで伝えてこそ、
区民表彰の価値が広がるのではないでしょうか。
私から具体的な功績や
活動内容も発信するよう提案したところ、
区からは、
制度の分かりやすい公表と合わせ、
所管部とも連携して検討する
との答弁がありました。
ここは今後の改善に期待します。
表彰式の主役は誰なのか
式典のあり方についても質問しました。
昨年度、私自身が出席した際、
行政側は区長が代表して出席する一方、
議会側など多くの来賓が列席していました。
区民表彰は、
行政が地域功労者へ敬意と感謝を示す場です。
だからこそ、
副区長や所管部長など行政側の出席体制も含め、
「受賞者を主役とした式典になっているか」
という原点から検証すべきではないかと提案しました。
区からは、
必要に応じて式典のあり方を検討していく
との答弁がありました。
表彰して終わりにしない
区民表彰は、
表彰状を渡して終わる制度ではありません。
地域で頑張ってきた方を公平に見つけ、
その功績をたたえ、広く区民に伝え、
次の地域活動へつなげていく。
そこまでできて初めて、
この制度の価値はさらに高まると考えます。
長年続いている制度だからこそ、
慣例をそのまま続けるのではなく、
より公平で透明性が高く、
受賞者を主役とした区民表彰となるよう、
引き続き議会から検証していきます。
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