2026/8/18
令和の玲!しもだ玲です。
大阪市で、自転車に乗っていた
ネパール国籍の留学生が車にはねられ、
亡くなる事故がありました。
生徒の外国人が「止まれ」理解できず事故で死亡か、日本語学校長が啓発強化…地元警察も協力・英語併記切り替え進む : 読売新聞
報道によると、
来日して間もなく、
日本の交通ルールへの理解が十分ではなかったほか、
一時停止標識の「止まれ」という文字を読めなかった
可能性も指摘されています。
事故後、現場の一部の標識は
「止まれ STOP」と英語を併記したものに交換されました。
文字を増やせば、
本当に分かりやすい?
外国人の方々にも交通ルールを伝えることは当然必要です。
警察庁も2017年から、
一時停止標識について「止まれ」に「STOP」を
併記する様式を導入しています。
英語併記の新標識お目見え 一時停止に「STOP」 - 日本経済新聞
しかし、ここで考えたいのが、
「外国語を増やせば増やすほど、分かりやすくなるのか?」
という問題です。
英語、中国語、韓国語…
さらに外国人住民の増加に合わせて
ベトナム語やネパール語と追加していけば、
情報量はどんどん増えていきます。

岐阜県公式HP
そのまま使える多言語表記サンプル100より引用
交通標識や案内表示は、じっくり読むものではありません。
特に自転車や自動車の運転中は、
一瞬で認識できることが安全性に直結します。
議会でも同じ問題を指摘
令和7年3月、
練馬区議会の交通対策等特別委員会で、
区は「わかりやすい案内サインの整備」
として多言語化の取り組みを挙げました。

令和7年3月11日練馬区議会・交通対策等特別委員会
配布資料より引用
私は、際限なく文字を増やすのではなく、
日本語と英語・ローマ字を基本に、
誰もが瞬時に理解できるシンプルな表示を重視すべき
との点を求めました。
今回の交通事故の記事を読み、
改めて同じ課題を感じます。
「多言語化」から「直感的に分かる」へ
もちろん「STOP」の併記そのものを
否定するものではありません。
大切なのは、
何か問題が起きるたびに文字を足していくことが、
本当に最善の解決策なのかを検証することです。
・標識だけでなく、停止線を目立たせる
・路面表示やピクトグラムを活用する
・危険な交差点をカラー化する
など、文字を読まなくても
「ここでは止まる」と直感的に理解できる方法があります。
これは外国人だけのためではありません。
まだ文字を十分に読めない子どもや高齢者、
観光客などにとっても分かりやすくなると考えています。
目指すべきは
「誰でも一目で分かる」
外国人が増えたから、外国語を増やす。
それだけでは、いつか限界がきます。
必要なのは、
「何語で書くか」から、
「文字を読まなくても伝わるか」へ。
多言語化すること自体を目的にするのではなく、
安全性や視認性、情報量を検証しながら、
誰もが一目で理解できるユニバーサルな交通・案内表示へ。
練馬区でも、そんな視点から
「本当にわかりやすい表示とは何か」
を考えていきたいと思います。
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