2026/8/2
侵略戦争の美化賛美は許さない
聖戦の実態を今も告発する長谷川テルと尹東柱
酷暑の8月スタート。1日は、大東亜聖戦大碑の撤去を求める集会に、毎日新聞社専門記者として活躍中の鵜塚健さんを講師にお招きしました。
鵜塚記者は、『ヘイトクライムとは何か』を共著するなど、日本に巣食う排外主義を鋭く告発し、人権の平等をこよなく求める人です。イランのテヘラン支局での勤務経験から、日本では報じられないイランの素顔とりわけ女性への学びの保障など素晴らしい社会づくりを実はしているとのお話もありました。
戦時中、長谷川テルは中国に渡り、中国の地から放送を通じて日本兵に反戦を呼びかけ、戦後中絶手術の失敗から34歳で世を去りました。幾多の迫害にも屈せず残した言葉は鮮烈です。
「熱い血を誤って流さないでください。皆さんの敵はこの地にはいないのです。」
「お望みなら売国奴と呼んでくださって結構です。他国を侵略し、罪のない難民のうえにこの世の地獄を平然と作り出している人たちと同じ国民に属していることの方を、私はより大きな恥とします。」
日本帝国主義に敢然と異議を唱えた生き方は、周恩来に「日本人民の忠実な女性。真の愛国主義者」と言わしめ、ハルピンのジャムス市博物館で開催された国際主義戦士の墓展に取り上げられました。
「女性抑圧とファッシズムは地続き」 は、今日に啓示的な言葉ではないでしょうか?
抑圧された民族の尊厳を譲らなかった詩人尹東柱(ユンドンジュ)。同志社大学留学生の彼は、植民地政策で日本語を強制された時代に、ハングルで詩を書き続け、治安維持法で従兄弟と共に逮捕され、ともに獄死しました。
同志社大学は、学長の強い意向から、2025年2月の創立150周年に、尹東柱に名誉博士号を授与しました。
小原学長は、「戦争の時代の同志社は、学徒出陣で若い人たちを犠牲にしてきた。そんな時代象徴する人物に光を当て、私たちに投げかけていることを確認したい。きちんと過去を踏まえてこそ、責任ある未来の展望が描ける。」と授与の意義を語っています。
かえすがえすも、辺野古沖での海難事故が悔やまれます。安全配慮義務違反の問題を教育内容への介入に利用する政治は断固糾弾します。
両者の勇気ある生き方について、鵜塚記者から、多くを学びました。2000年に建立された大東亜聖戦大碑は、歴史修正主義を象徴する建造物です。それが無力化するのは、聖戦思想に疑問を持ち、聖戦観をを否定する市民の意識の確立によります。
第24回の本集会は、その目標を飽くなき追求します。気骨の記者鵜塚件さん、ありがとうございました。


この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>森 かずとし (モリ カズトシ)>侵略戦争の美化賛美は許さない 聖戦の実態を今も告発する長谷川テルと尹東柱 酷暑の8月スタート。