2026/9/14
2025年に新しいエリアが全面オープンした萩山公園。
広場や遊具があり、子どもたちが遊び、ベンチではのんびり過ごす人の姿があります。
この日もキッチンカーが出店し、園内ではレンタル遊具の貸し出しも行われていました。
普段の姿を見れば、地域の人たちが集まる、ごく身近な公園です。
ところが、園内を少し注意して歩いてみると、もう一つの顔が見えてきます。
萩山公園には、災害時を想定したさまざまな防災設備が整備されています。
まず目に入ったのが、地面に等間隔に並んだマンホール。
近づいてみると、蓋には「災害用トイレ」と書かれています。
災害によって断水したり、通常のトイレが使えなくなったりした際に、マンホールの上に便器やテントを設置して使用するための設備です。
大きな災害が起きたとき、食料や水とともに大きな課題になるのがトイレです。
普段は目立たない設備ですが、いざという時には重要な役割を担います。
公園内のベンチにも仕掛けがあります。
一見すると普通のベンチですが、こちらはかまどベンチ。
災害時には座面を外し、炊き出しなどに使うことができます。
さらに園内には、防災井戸も整備されています。
トイレ棟の屋根を見上げると太陽光パネルが並び、近くには上部に太陽光パネルを備えた独立型の照明設備もありました。
こうして歩いてみると、「もしもの時」を考えた設備が、公園の中にいくつも組み込まれていることが分かります。
ただ、今回萩山公園を歩いていて、私が特にいいなと感じたのは、防災設備があることだけではありません。
この場所が、普段から地域の人たちに使われていることです。
公園には「はぎま」があり、マルシェやさまざまなイベントが開催されています。
この日もキッチンカーが出店し、子どもたちが遊び、家族連れが思い思いに時間を過ごしていました。
災害時だけ使う「特別な場所」ではなく、普段から使う場所。
その日常の延長線上に、防災拠点がある。
これは、とても大切なことだと思います。
地域の人たちが「どこにあるのか」「何があるのか」を知らなければ、いざという時に十分に活かすことはできません。
普段から訪れ、使い、知っている場所だからこそ、災害時にも頼ることができる。
いつもの公園が、もしもの時には地域を支える場所になる。
私は、こうした「日常」と「防災」を切り離さない公園のあり方に、とても意味があると感じました。









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サトウ ミズキ/46歳/男
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