2026/6/12
【松山市 木下ごう】松山市のふるさと納税返礼品として、大きな話題になったものがあります。
それは、明治の「カール」です。
全国で初めて、カールをふるさと納税の返礼品として採用したことで、松山市は大きな注目を集めました。
「カールが欲しいから松山市に寄附をする」
そんな人もいたのではないでしょうか。
ところが、カールを製造している松山工場が2026年12月に閉鎖されることが発表されました。
さらに、ふるさと納税の返礼品としてのカールも取扱いが終了したようです。
長年親しまれてきた返礼品が姿を消していく中で、松山市として新たな目玉商品を考える時期に来ているのかもしれません。
そこで私が思ったのが、
「蛇口からポンジュース」
です。
愛媛県には有名な都市伝説があります。
「愛媛では蛇口をひねるとポンジュースが出る」
もちろん本当ではありません。
でも、この話を聞いたことがある人は全国にたくさんいます。
そして今では、観光施設などで実際に「蛇口からみかんジュース」を体験できる場所もあります。
だったら、本当に家庭で楽しめる商品にしたらどうだろう。
ワインなどで使われている「バッグインボックス」という仕組みがあります。
箱の中に袋が入っていて、前面のコックをひねると中身が出てくる商品です。
これをみかんジュースで作る。
冷蔵庫に入る細長い箱。
前面には銀色の蛇口。
コップを置いて蛇口をひねると、みかんジュースが出てくる。
まさに、
「蛇口からポンジュース」
です。イメージはこんな感じです。

これは単なる飲むだけのジュースではありません。
愛媛の人なら思わず笑ってしまう。
県外の人なら「本当にあるの!?」と驚く。
商品そのものではなく、体験や物語を届ける商品です。
ふるさと納税の返礼品は全国に数多くあります。
おいしいみかんやジュースもたくさんあります。
だからこそ、味だけで勝負するのではなく、
「愛媛でしか作れないストーリー」
で勝負することも大切ではないでしょうか。
返礼品が届いたら冷蔵庫に入れる。
家族で蛇口をひねる。
「本当に蛇口から出た!」
そんな笑顔が生まれる。
そして、
「これ、松山市のふるさと納税でもらったんだよ」
という会話につながる。
全国に知られている愛媛の都市伝説を、実際の商品として届ける。
カールの次の時代を担う返礼品として、案外面白いかもしれません。
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キノシタ ゴウ/44歳/男
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