2026/6/3
【松山市 木下ごう】台風6号の接近に伴い、松山市は6月2日午後3時から市内47か所の自主避難所を開設しました。
私は実際に、避難所となっていた道後公民館へ足を運んでみました。

その時点で避難されている方はいませんでした。
一方で、職員の方は2名体制で待機されていました。
お話を伺うと、日中の勤務を終えた後に一度帰宅し、夕方から翌朝まで避難所で待機されるとのことでした。
市民の安全を守るために、誰かがそこにいてくれる。そのこと自体はとても大切なことです。
しかし私が気になったのは、その職員の方々の環境でした。
仮眠は取られていましたが、仮眠用の毛布や布団はなく、畳の上に横になって休まれていました。避難者が来るかもしれない中で、夜通し待機を続ける仕事です。
私は思わず、
「働いているのも人間なんですけどね」
とお伝えしました。
今回の松山市の案内には、
「土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域にお住まいの方で、安全な親せきや友人の家に避難できない方は、自主避難所へ避難してください」
と書かれていました。
自助も共助も大切です。
しかし、台風は地域全体を襲う災害です。
親せきや友人もまた、同じ台風の中にいます。
だからこそ災害時には、公助の役割が重要になります。
そして、公助を支えているのもまた、一人ひとりの職員です。
避難する市民も人間です。
支える職員も人間です。
私は、避難所を何か所開設したかという数字だけではなく、その現場で働く人たちが適切な環境で働けているかにも目を向ける必要があると感じました。
災害への備えとは、施設を開けることだけではありません。
市民を守る仕組みを整えること。そして、その仕組みを支える人を大切にすること。
今回の自主避難所を訪れて、そんなことを考えました。
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キノシタ ゴウ/44歳/男
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