先日、新聞で気になる記事を目にしました。
福岡市で「和食の日は牛乳の代わりにお茶を出す」という試みが始まったというニュースです。
実は私自身、小学生の頃から「和食の献立に牛乳って、ちょっと合わないかも…」と感じていた一人でした。皆さんも、そんな風に思った経験はありませんか?
例えば炊きたてのご飯に焼き魚、そして温かいお味噌汁。そんな日本の伝統的な食卓を囲むとき、そこに添えられるのが香り高い「お茶」だったら……。
それは単なる食事以上の、素晴らしい「食育」の時間になるのではないでしょうか。
私は、子どもたちが自分たちで麦茶を作ってみたり、急須を使って丁寧にお茶を淹れたりする体験を、もっと日常の中で大切にしてほしいと考えています。
お茶を淹れるときの「お湯の音」や「香りが広がる瞬間」、そして誰かのために淹れる「おもてなしの心」。こうした日本ならではの所作や文化に触れることは、子どもたちの感性を豊かに育んでくれるはずです。
「3世代がつながる街づくり」を目指す私にとって、お茶の間は世代を超えて会話が弾む、大切な交流の場でもあります。
栄養面をしっかりと守りながらも、あきる野の子どもたちが日本の文化を肌で感じ、五感を使って食事を楽しめる環境づくり。
そんな「心の栄養」も大切にできる給食のあり方を、皆さんと一緒に考えていけたら嬉しいです。
いつか学校の教室で、子どもたちの「美味しい!」という声とともに、お茶の香りがふわりと漂う……そんな光景を夢見ています。
