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東埼玉圏は"どこまで一体化"するのか:10年後の地図

2026/5/2

「東埼玉圏が一つになったら」「10年後の地図を予測してみた」——これまで何度か書いてきました。

今日は——さらに踏み込みます。

「一体化するかどうか」ではなく、「どこまで一体化するのか」。

段階的に考えてみます。

 

「一体化」には段階がある

東埼玉圏の一体化——一気に合併するわけではありません。

段階的に進む——これが現実的なシナリオです。

レベル1:情報共有(今すぐできる)
レベル2:サービス連携(3年以内)
レベル3:政策連携(5年以内)
レベル4:一部合併(10年以内)
レベル5:完全統合(15〜20年後)

それぞれ何が起きるのか——具体的に見ていきます。

 

レベル1:情報共有——今すぐできる

最も簡単な一体化——情報を共有することです。

「東埼玉圏ポータルサイト」を作る。7市町のイベント情報、移住情報、求人情報——これらを一元化して発信する。

「加須市のお祭り」「久喜市のモラージュ菖蒲のセール」「幸手市の権現堂堤の桜まつり」——これらが一つのサイトで見られれば、エリア内の人の流れが生まれます。

コストはほぼゼロ。すぐにできる。でも——効果は大きい。

「東埼玉圏」という言葉が、市民の間に広がる第一歩になります。

 

レベル2:サービス連携——3年以内

次の段階——行政サービスの連携です。

図書館の相互利用
加須市の図書館カードで、久喜市の図書館の本が借りられる。幸手市の図書館で、白岡市の本が返せる——これだけで「東埼玉圏は一体だ」という実感が生まれます。

ゴミ処理の広域化
すでに一部で行われていますが——7市町全体で統一することで、コストを大幅に削減できます。

観光の連携
「東埼玉観光パス」——渡良瀬遊水地、権現堂堤、杉戸宿、モラージュ菖蒲——これらをつなぐ観光パスを7市町共同で作る。

防災の連携
大規模災害時の相互支援協定——これは今すぐ必要なレベルです。利根川・渡良瀬川の氾濫リスクを抱える東埼玉圏では、広域防災連携が命に関わります。

 

レベル3:政策連携——5年以内

さらに深い連携——政策レベルでの一体化です。

広域公共交通の整備
7市町が連携して、エリア内を結ぶコミュニティバスを整備する。加須〜久喜〜幸手〜蓮田〜白岡——これらをつなぐ路線が生まれれば、「東埼玉圏内を車なしで移動できる」環境が生まれます。

自動運転の実証実験も——7市町合同でやれば、コストが分散できます。

移住促進の一本化
「加須市に移住しませんか」「久喜市に移住しませんか」——バラバラに発信するより、「東埼玉圏に移住しませんか」と一本化した方が、全国への訴求力が高い。

農業ブランドの統一
北川辺米(加須)、白岡のイチゴ、幸手の農産物——これらを「東埼玉ブランド」として統一してPRする。個別のブランドより、エリアブランドの方が全国に届きやすい。

 

レベル4:一部合併——10年以内

ここから——本格的な「一体化」の議論が始まります。

現実的な合併のパターン

全7市町が一気に合併するのは——難しい。でも、隣接する市町同士が合併するケースは現実的です。

パターンA:南部合併
蓮田市+白岡市+宮代町——JR宇都宮線沿線という共通点がある。人口合計約14万人。「南東埼玉市」として合併する可能性がある。

パターンB:東部合併
幸手市+杉戸町——東武日光線沿線という共通点がある。人口合計約9万人。「東埼玉東部市」として合併する可能性がある。

パターンC:中核合併
久喜市+加須市——人口合計約26万人。東埼玉圏の中核として、この2市が合併すれば、エリア全体の求心力が一気に上がる。

どのパターンが現実になるかは——今後の政治・行政の動き次第です。でも——10年以内に「一部合併」の議論が本格化する可能性は、十分にあります。

 

レベル5:完全統合——15〜20年後

最終形——東埼玉市(人口約50万人の政令市)の誕生です。

加須・久喜・幸手・蓮田・白岡・宮代・杉戸——7市町が完全に統合されれば、人口約50万人の政令市が誕生します。

政令市になれば——。

国から直接交付金が増える。権限が大幅に拡大する。「東埼玉市」というブランドが全国に通用する。不動産価値が上がる。企業誘致力が上がる——。

「東埼玉市」という政令市は——首都圏のベッドタウンから脱却した、自立した都市圏の誕生を意味します。

ただし——完全統合には、大きな壁があります。

各市町のアイデンティティの問題。財政の統合の複雑さ。住民の合意形成——これらを乗り越えるには、15〜20年という時間が必要かもしれません。

 

「どこまで一体化するか」の現実的な予測

10年後の2035年——東埼玉圏はどこまで一体化しているのか。

現実的な予測

レベル1(情報共有):ほぼ確実に実現
レベル2(サービス連携):高い確率で実現
レベル3(政策連携):実現する可能性が高い
レベル4(一部合併):議論が始まる段階
レベル5(完全統合):まだ先の話

10年後——東埼玉圏は「レベル3」に達している可能性が高い。広域公共交通が整備され、移住促進が一本化され、農業ブランドが統一されている——そういう東埼玉圏が、2035年の現実的な姿だと思っています。

 

一体化を加速させる「外部要因」

東埼玉圏の一体化を——外部から加速させる要因があります。

AGI時代のリモートワーク普及
働く場所の制約がなくなれば——「東京まで1時間圏内で、広くて安い家に住める東埼玉圏」への移住が加速します。移住者が増えれば——エリアのブランドが上がり、一体化の議論が進みやすくなります。

少子高齢化と財政悪化
人口が減り続ければ——単独の市町では行政サービスを維持できなくなります。「合併しなければ生き残れない」という現実が、一体化を加速させるかもしれません。

首都直下型地震のリスク
大規模災害が起きれば——広域連携の必要性が一気に高まります。「バラバラに動いていたら対応できない」という現実が、一体化を加速させる可能性があります。

 

一体化を妨げる「内部要因」

一方——一体化を妨げる内部要因も正直に言います。

各市町のプライド
「久喜市は東埼玉圏最大の都市だから、主導権を持ちたい」「加須市は独自の歴史があるから、安易に合併したくない」——各市町のプライドが、一体化の障壁になります。

首長・議会の利害
合併すれば——首長の数が減る。議員の数が減る。「自分の椅子がなくなる」という利害が、政治家の合併への抵抗につながります。

住民の無関心
「東埼玉圏の一体化なんて、自分には関係ない」——この無関心が、最大の障壁かもしれません。住民が関心を持ち、声を上げなければ——政治は動きません。

 

「どこまで一体化するか」は、私たちが決める

東埼玉圏がレベル1で止まるのか、レベル5まで進むのか——これは外部要因でも内部要因でもなく、私たち市民が決めることです。

「東埼玉圏という概念を広める」——このブログがその役割を担っています。

「東埼玉」という言葉を使い続ける。エリアを超えて交流する。「自分の街だけ」ではなく「東埼玉圏全体」を考える——この小さな行動の積み重ねが、一体化を加速させます。

 

おわりに

東埼玉圏は「どこまで一体化」するのか——。

レベル1の情報共有から、レベル5の完全統合まで——段階的に進む可能性があります。

10年後の現実的な姿は——レベル3の政策連携。広域公共交通、移住促進の一本化、農業ブランドの統一——これらが実現した東埼玉圏。

でも——レベル5の「東埼玉市・政令市」という夢を持ち続けることが、一体化を加速させる原動力になります。

「どこまで一体化するか」——その答えを出すのは、東埼玉圏に生きる私たち自身です。

 

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おおさわ あつし

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肩書 一般社団法人日本外国人材振興機構 代表理事/JFRアカデミー(ネパール)校長
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