2026/8/4
皆様、こんにちは。宮古市議会議員の植田収一です。
昨夜、私が夜間に働く宮古市内の居酒屋で、知人の紹介で、ある一人の女性と意気投合しました。彼女の名前は、スザンヌ・ウォルストローム(Susanne Walström)さん。スウェーデンのストックホルムを拠点に活動する、世界的に著名な写真家であり、映像作家です。

彼女は1990年代にチェルノブイリの衝撃的な記録写真を発表して以来、30年以上にわたり、ドキュメンタリーと芸術の境界を越える作品を世に送り出し続けてきました。
スザンヌさんが追い続けているテーマは、「破壊からの再生」や「都市の変遷」です。
特に彼女の代表作である「Greensburg(グリーンスバーグ)」プロジェクトは、2007年の巨大竜巻で街の95%が破壊された米カンザス州の小さな町が、いかにして「全米で最もグリーンな街」として再生したかを、被災前から現在に至るまで30年以上にわたり記録したものです。また、ストックホルムの象徴的な再開発を10年間にわたって追った「Slussen nr 5」というプロジェクトも手掛けています。
「回復力(レジリエンス)」と「再建」をテーマに世界を歩く彼女が、ここ宮古に足を運んでくれたことに、運命的な縁を感じずにはいられませんでした。
本日、私は彼女を宮古市田老の撮影へと案内いたしました。
まずは田老の巨大な防潮堤へ。スザンヌさんは、私が取り組んでいる「三鉄×防災Eバイクツアー」に強い関心を示してくれました。


DJIの高性能ドローン。
【参考記事】 東日本大震災から15年―防災の重要性を、宮古から世界へ!
【ツアー紹介LP】 三鉄×防災Eバイクツアー
彼女は、単に被災地としての景色を撮るのではなく、そこにある「人々の意志」や「未来への備え」をレンズに収めようとしています。ドローンを駆使した本格的な撮影が行われ、上空から見る防潮堤と街の景色が、彼女の目にはどう映ったのでしょうか。
かつて彼女が記録したグリーンスバーグが、喪失を乗り越え新しい未来を築いたように、私たちの宮古もまた、過去の教訓を活かした新しい街へと「進化」、そして「深化」しています。
その後、三陸復興国立公園の象徴である「三王岩」へ向かいました。 スザンヌさんは、アイスランドの自然と馬の詩的な交流を描いた「Black Lava Fairy Tale」という作品も手掛けており、自然の驚異と美しさが共存する風景を撮り続けています。
三王岩の圧倒的な造形美を前に、彼女は静かにシャッターを切っていました。それはまさに、自然の強大さと、それと共に生きる私たちの歩みを象徴するような、特別な時間でした。

居酒屋での偶然の出会いから始まった今日の一日。 彼女が短編映画「Obebodd(空家)」などで描いてきた「一度失われたものをどう受け入れ、どう感情を整理し、新しく始めるか」というテーマ は、震災を乗り越え、次なる一歩を踏み出そうとしている私たち宮古市民の心に深く響くものでした。
スザンヌさん、本日は素晴らしい時間をありがとうございました。彼女の作品が完成した際には、ぜひ皆様にもご紹介したいと思います。
つい先日の熊本における地震により、多くの尊い命が奪われました。
自然災害が多発している今だからこそ、宮古市は防災の重要性を世界に、これまで以上に発信していくべきです。
そのためにも、今回のような海外メディアやアーティストへの真摯なケアは、非常に重要であると確信しています。
これからも、歩みを止めることなく活動してまいります!
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ホーム>政党・政治家>植田 収一 (ウエダ シュウイチ)>「復興の姿」― スウェーデンの写真家スザンヌさんと歩く、宮古・田老の今