2026/7/24
皆さま、こんにちは。宮古市議会議員の植田収一です。
先日、開館10周年という大きな節目を迎えた崎山貝塚縄文の森ミュージアムにて開催された、令和8年度公開講座「崎山貝塚縄文人の身の装い方~ヒトとケモノとの関り~」に参加してまいりました。

講師は、かつて宮古市教育委員会の職員として、崎山貝塚の国史跡指定やミュージアムの開館に多大なる尽力をされた、現・えさし郷土文化館館長の高橋憲太郎館長です。宮古の文化財を熟知する高橋館長のお話からは、私たちの足元に眠る歴史の深さと、それを未来へ繋ぐ重要性を再認識いたしました。
今回の講座で特に印象深かったのは、出土した装飾品が語る当時の人々の暮らしと、その精神性の高さです。
また、崎山貝塚から出土したオオカミの歯や骨の加工品は、当時の人々が特定の動物に特別な霊力を見出していたことを示しています。
近年のDNA解析により、ニホンオオカミは他の地域のオオカミとは異なる独自の系統でありながら、犬と非常に近い関係にあることが分かってきました。縄文の人々は、この力強い動物を村の守護者や祖先として崇め、その力を身に纏うことで自然との調和を図っていたのかもしれません。
さらに興味深いのは、こうした「動物の力を借りる」という思想が、後世のイタコ(巫女)が使用する呪術道具にも共通して見られるという点です。宮古の地で育まれた精神文化が、現代まで脈々と繋がっている可能性を感じ、胸が熱くなりました。
※今ではなかなかお目にかかれないイタコさんですが、90年代初頭くらいまで、宮古市内の電話帳にイタコさんの連絡先が掲載されていたとの情報も…。
私は市議会議員として、こうした地域の歴史的資源を単なる「過去の遺物」として終わらせてはならないと考えています。

【参考記事】海外船客に、崎山をガイド!市民の方のおもてなしに感動した話。
https://go2senkyo.com/seijika/197998/posts/1333066
縄文の人々が厳しい自然環境の中で育んできた知恵と精神文化は、予測困難な時代を生きる私たちにとっても、大きなヒントになるはずです。ぜひ皆様も、この機会に崎山貝塚縄文の森ミュージアムへ足を運び、私たちの原点に触れてみてください。
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ホーム>政党・政治家>植田 収一 (ウエダ シュウイチ)>縄文の息吹を未来へ――崎山貝塚から紐解く、宮古のアイデンティティ