植田 収一 ブログ

元外資系ホテル営業部長の現役市議が忖度なしで本気レビュー!「グリーンピア三陸みやこ」に泊まってみた。

2026/6/30

先日、調査の一環として「グリーンピア三陸みやこ」に、自費で宿泊してきました。

私は以前、外資系大型ホテルで営業部長を務めていた経験があります。その視点と、現役市議会議員としての視点の両方から、率直な感想をお伝えしたいと思います。

結論。「想像以上に良かった」

正直に言うと、施設の印象は数年前のイメージで止まっていました。

しかし実際に宿泊してみると、その印象は大きく覆されました。

夕食ビュッフェの進化に驚く

初日の夕食はビュッフェスタイル。

会場は多くの宿泊客で賑わい、大変な盛況ぶりでした。

かつての大型宿泊施設によく見られた「昔ながらのお膳料理」のイメージとは異なり、タコのアヒージョやローストビーフなど、現代的で洗練されたメニューが並びます。

どの料理も丁寧に作られており、非常に満足度の高い内容でした。

今回はアルコール飲み放題付きのプランでしたが、料理を楽しむことに夢中になり、結果的にお酒はあまり飲めなかったほどです。

今年から入った外部専門家コンサルによる改善効果が、利用者の立場からもはっきりと感じられました。

 

シチュー美味しかった!

 

市民限定のお得なビュッフェ料金。呑み放題付きでこれは破格!

客室は首都圏のホテルにも引けを取らない

今回宿泊したのは洋室ツインルーム。

内装のデザイン、設備の使いやすさ、清潔感のいずれも高いレベルで整えられていました。

地方の公共系宿泊施設という先入観を持って訪れると、良い意味で裏切られると思います。

個人的には、首都圏の比較的高価格帯シティホテルと比較しても十分負けないクオリティであると感じました。

 

オーシャンビューのお部屋(オーシャンフロントではないですが、海はよく見えます!)

愛犬家にうれしいドッグホテル

今回は愛犬を連れていたため、併設のドッグホテルも利用しました。

特に印象的だったのは、ホテル滞在中にタブレット端末で愛犬の様子を確認できるサービスです。

「ちゃんと元気にしているかな」

そんな飼い主の不安を解消してくれる仕組みは、愛犬家にとって非常にありがたい配慮だと感じました。

ペット同伴旅行の需要が高まる中、このサービスは大きな強みになるのではないでしょうか。

タブレットで愛犬「ぷー君」を遠隔で確認!

スタッフのホスピタリティも高評価

施設の魅力は設備だけではありません。

滞在中に接したスタッフの皆さんは、非常に親切で温かい対応をしてくださいました。

接客は宿泊施設の印象を大きく左右しますが、その点でも高い満足感を得ることができました。

 

一方で、課題もある

宿泊してみて感じた最大の課題は、「広大な敷地を十分に活かし切れていないこと」です。

グリーンピア三陸みやこには、他の宿泊施設にはない圧倒的なスケール感があります。

しかし、そのポテンシャルがまだ十分発揮されているとは言えません。

 

MICE誘致の可能性

会議や研修、企業の報奨旅行などの「MICE」需要をさらに積極的に取り込む余地があります。

広い会場や宿泊機能を備えたグリーンピアは、企業研修や学術会議等との相性も良いはずです。

 

芝グラウンドの有効活用

実は、グリーンピア三陸みやこの芝グラウンドの維持管理には、年間1,000万円以上の費用がかかっています。

これだけのコストをかけて維持している施設だからこそ、スポーツ合宿や大会誘致など、さらなる活用策を検討していく必要があります。

使われなければ、せっかくの資産がもったいない。

市民の財産として最大限活かしていく視点が求められます。

 

滞在中の「過ごし方」の提案

もう一つ感じたのは、滞在中に時間を持て余してしまう場面があることです。

広大な敷地を活かした自然体験プログラムやアウトドアアクティビティ、ペット向けコンテンツなど、滞在そのものを楽しめる仕掛けがさらに充実すると、宿泊満足度は一段と向上するでしょう。

 

車がない旅行者へのアクセス

施設周辺には徒歩圏内の観光コンテンツが少ないため、マイカー利用者以外の取り込みも課題です。

例えば、電動アシスト自転車の貸し出しや、田老市街地との周遊交通などがあれば、滞在の幅は大きく広がります。

 

防災を世界へ発信する拠点になれる

グリーンピア三陸みやこの最大の可能性は、防災学習との連携ではないでしょうか。

田老地区には、

・巨大防潮堤
・津波遺構
・人工地盤
・伝承施設

など、世界的にも貴重な防災資源が集積しています。

地震災害への関心が高まる今だからこそ、グリーンピアを拠点として、防災・減災の学びを国内外へ発信していくべきです。

 

海外対応は引き続き課題

海外からの観光客受け入れについては、まだ改善の余地があります。

https://hpdsp.jp/greenpia-sanrikumiyako/en/
6月30日時点では、英語版ホームページに複数の誤訳が見受けられ、情報発信の強化が必要だと感じました。

また、世界的なロングトレイルである「みちのく潮風トレイル」との連携も、今後さらに深める余地があります。


加えて、タトゥーのある海外旅行者への配慮として、家族風呂やシャワー付き客室への案内をより分かりやすく行うことも重要です。

 

意外に知られていない「家族風呂」も強み

将来の維持管理をどう考えるか
 

過去の記事でも触れましたが、グリーンピア三陸みやこを全面改修するには約48億円が必要とされています。

人口減少が進む中で、現実的な維持管理のあり方を議論していく必要があります。

以前提案したトレーラーハウスの活用なども含め、市議として「現実的な改修費」の方向性を模索し、提案していきたいと考えています。

 

参考記事「がんばれグリーンピア三陸みやこ」

https://go2senkyo.com/seijika/197998/posts/1295951

 

まとめ

今回宿泊してみて感じたのは、「施設そのものの魅力は確実に向上している」ということです。

料理、客室、接客、ペット対応。どれを取っても高い評価に値します。

だからこそ次のステージとして求められるのは、広大な敷地や地域資源を活かした体験価値の創出です。

グリーンピア三陸みやこは、単なる宿泊施設ではなく、スポーツ、観光、防災教育、MICEなど多様な可能性を秘めた地域の重要な資産です。

そのポテンシャルを最大限に引き出し、宮古市・田老地区の未来につなげていくことを期待しています。

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著者

植田 収一

植田 収一

肩書 宮古市議会議員/海鮮居酒屋山水店員/三陸ジオパーク認定ガイド
党派・会派 無所属

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