2026/6/2
こんにちは。
福井市議会議員選挙に挑戦予定の大谷隆将です。
福井市の消防団には現在、女性団員として
・救急講習に特化した分団
・消防音楽隊とともに広報活動を行うカラーガード隊
が存在し、定員は総数60名となっています。
女性の消防団登用は、総務省の助言をきっかけに全国的に進められてきました。
背景にあるのは、消防団員の減少という深刻な問題です。
「女性にも参加してもらい、地域防災力を維持したい」
この考え自体は、極めて重要であり、正しい方向性です。
しかし――現場を知る立場として、あえて申し上げます。
今の仕組みは、本当に“戦力”になっているのでしょうか。
■ 人数は増えた。しかし“戦う人数”は増えていない
現在の福井市消防団における女性団員の多くは、
・救急講習
・広報活動
といった役割に限定されています。
つまり、災害現場には出ない仕組みです。
これによって何が起きているか。
・名簿上の団員数は増える
・しかし実際に災害対応する人数は増えない
結果として、消防団の本質的な人手不足は何も解決していないというのが現実です。
これは、制度として“形だけ整えた”状態と言わざるを得ません。
■ 「女性だからできない」という前提はもう古い
よく行政側から聞かれるのが、次のような理由です。
・女性用トイレがない
・更衣スペースがない
しかし、これは本当に理由になるのでしょうか。
現実社会を見れば、男女兼用トイレを使っている飲食店は数多く存在します。
更衣についても、工夫次第で対応可能です。
さらに言えば、消防団は小学校区単位で配置されています。
つまり、自宅がすぐ近くにあることが前提の組織です。
どうしても必要な場合は、一度帰宅すればいい。
この程度の課題を理由に、「災害現場に出ない前提」を固定化してしまうことのほうが、はるかに問題です。
■ 本当の課題は「制度の側」にある
私は消防職員として14年間、現場に立ってきました。
その経験から言えるのは、人は育てれば戦力になるということです。
性別は関係ありません。
問題は、
・訓練の機会を与えていない
・現場に出す前提で制度設計されていない
という「仕組み」にあります。
つまり、女性ができないのではなく、できるようにしていないだけです。
■ 男性も女性も関係ない「実戦型消防団」へ
もう一つ指摘したい点があります。
現在の制度では、救急講習に特化した分団には男性が入れません。
これは明らかに不公平です。
本来、消防団とは地域を守るための実働組織であり、性別で役割を分ける組織ではありません。
・現場対応もする
・救急講習もできる
・広報もできる
こうした「複合型」の人材を育てることこそが、これからの消防団のあるべき姿です。
■ 必要なのは“見せかけの多様性”ではない
今の制度は、
・女性を登用した
・人数が増えた
という意味では成果があるように見えます。
しかしそれは、“見せかけの多様性”にとどまっているのではないでしょうか。
本当に必要なのは、災害時に動ける人を増やすことです。
そのためには、
・女性も現場に出る前提にする
・訓練体制を見直す
・装備や環境整備を進める
こうした「本気の改革」が必要です。
■ 命を守る組織に、遠慮はいらない
消防団は、地域の命を守る最後の砦です。
そこに「遠慮」や「形式」はいりません。
必要なのは、実際に動ける力です。
私は、消防の現場を知る人間として、
・形だけの制度ではなく
・本当に機能する仕組みをつくる
そのための提案を、これからも続けていきます。
命を守ってきた。次は暮らしを守る。
現場主義で、福井市の防災力を本気で引き上げていきます。
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ホーム>政党・政治家>大谷 たかまさ (オオタニ タカマサ)>【福井市消防団】“女性活躍”は本物か?人数だけ増えても意味がないという現実