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信仰が社会を動かした時代 ― 越前・一向一揆から学ぶ「民の力」

2026/5/30

こんにちは。

福井市議会議員選挙に挑戦予定の大谷隆将です。

今回は、福井の歴史の中でも非常に重要なテーマである「一向一揆」についてお話ししたいと思います。

 

■ 一向一揆とは何だったのか

一向一揆とは、浄土真宗の信者たちが中心となって起こした武装蜂起であり、単なる農民反乱ではありません。

当時の仏教、とりわけ浄土真宗の教えは非常に画期的でした。

「南無阿弥陀仏」と唱えれば、誰でも救われる。

武士であろうと、農民であろうと、身分の違いは関係ない。

この思想は、人々の心を強くつかみました。

そして同時に、こうした考え方は「なぜ自分たちは武士に従わなければならないのか」という疑問にもつながっていきます。

 

■ 朝倉氏との対立

戦国時代、越前を治めていたのは朝倉氏でした。

一乗谷を中心に、文化的にも高度な領国経営を行っていた名門です。

しかし、その支配に対して一向一揆が各地で蜂起し、両者は激しく対立しました。

この対立の本質は、単なる戦いではありません。

武力による支配を行う武士の側と、信仰を軸に団結し、自分たちで社会を作ろうとする民衆。

つまり、「上からの統治」と「下からの自治」の衝突でした。

 

■ 越前が「一揆の国」になった時代

1573年、朝倉氏が滅亡すると、越前では一向一揆が主導する社会が生まれます。

これは、日本の歴史の中でも極めて特異な出来事です。

大名ではなく、民衆が主体となって地域を運営する。

宗教的な結びつきを軸に、社会秩序を維持する。

まさに「民が動かした政治」と言えるでしょう。

 

■ なぜ人々は立ち上がったのか

背景には、当時の社会に対する不満があります。

・重い年貢

・身分制度による不平等

・支配される側としての不自由さ

そこに、「すべての人は平等である」という仏教の教えが重なり、人々は団結しました。

重要なのは、単なる不満ではなく、「理念」があったことです。

人は、理念があるときにこそ、本気で動きます。

 

■ 現代に通じるもの

私は、この一向一揆の歴史から、現代にも通じる重要な示唆があると考えています。

それは、「社会を動かすのは、行政でも政治家でもなく、市民一人ひとりの意思である」ということです。

どれだけ制度を整えても、そこに関わる人の意識がなければ、社会は変わりません。

逆に言えば、一人ひとりが「自分たちのまちを良くする」という意志を持ったとき、社会は大きく動きます。

 

■ 命を守る、その先へ

私はこれまで、消防職員として14年間、命を守る現場に立ってきました。

その中で感じてきたのは、「命は、日常の積み重ねによって守られる」ということです。

災害への備え、地域のつながり、支え合う意識。

これらがあって初めて、命も暮らしも守られます。

一向一揆の時代、人々は信仰を軸に結びつきました。

現代においては、地域への思いと責任感が、その役割を担うのではないでしょうか。

 

■ 最後に

歴史は、単なる過去の出来事ではありません。

今を生きる私たちへのメッセージです。

越前の地で起きた一向一揆は、「民の力が社会を動かす」という事実を、私たちに教えてくれています。

だからこそ私は、現場で見てきた課題を、制度として解決し、市民一人ひとりが主役となる福井市をつくっていきたいと考えています。

命を守ってきた。

次は暮らしを守る。

その思いで、これからも活動を続けてまいります。

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大谷 たかまさ

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肩書 元消防士
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