2025/10/9
朝、伊勢市駅で挨拶運動をしていると、名古屋方面へ向かう急行電車はいつも満員で、朝7時過ぎの車両には立ち席が目立ちます。逆に、伊勢市駅で降りる人は全体の約1割程度。
この光景は、伊勢から出ていく人が多く、伊勢に入ってくる人は少ないことを如実に示しています。
私の息子は高校2年生ですが、彼の友達たちの多くが「できれば家から近くで働きたい」と考えているそうです。「満員電車で通勤するより、家の近くで働き、ゆっくり出て早く帰れる方がいいし自分の時間を持てる方が良いから」とのこと。今の若者は、通勤時間や生活リズムも仕事選びの重要な基準にしているのです。
しかし、現実はこの希望を叶えにくい状況です。高校の進路指導の先生に伺ったところ、伊勢市内の求人は年々減っており、特に正社員の募集は少ないとのこと。逆に、津市・松阪市の企業や名古屋市の企業からの求人が目立つと言います。
たとえば、製造業や整備士では津市・松阪市で月額19~20万円、名古屋市では22万円以上が一般的なのに対し、伊勢市内では18万円前後。
わずか数千円から1万円の差でも、若者の選択には大きな影響があります。
昨日伊勢市の自動車ディーラーの社長から話を聞きました。
「ベテランだった社員が辞めたので、新たに若い人を募集で3名の求人を出したのですが、応募は1人だけでした。求人票を見た限りでは、初任給の低さが原因だったのかな思います」とのこと。ただ驚いたのは、学校の校長先生も進路指導の先生も、一度も会社に訪問来られたことがないということです。当初1校から挨拶の電話をもらっただけで、それ以外は何のリアクションもなかったそうです。
「結局、学校側も地元就職には本気で取り組んでいない」と苦笑されていました。この現実こそ、伊勢の課題を端的に表しています。
ただ、希望もあります。
社長は「正直、通年の求人金額で出していたので、来年は初任給を上げて、しっかりリクルートしたい」と前向きに話してくれました。
伊勢にも、若者を本気で迎え入れようとする動きが芽生えつつあります。
⭐︎私が考える3つの理想的な対策
① 高校と企業をつなぐ「リアル連携プロジェクト」
市主導でいま以上に仲介し、企業・校長・進路指導の先生が定期的に顔を合わせる場を設け、求人票だけでは見えない職場の雰囲気や仕事内容を、直接高校生に伝えることで、ミスマッチを減らします。
② 初任給アップ応援制度
地元企業が初任給を一定額以上に引き上げて新卒を採用した場合、市が奨励金を支給します。
伊勢市内の初任給を津市・松阪市・名古屋市に少しでも近づけることで、若者が「伊勢で働きたい」と思える環境をつくります。
③ 高校生インターンとキャリア教育の拡充
市内企業と高校が連携して通年インターンシップを実施。
職業体験を通じて「伊勢にもこんな仕事がある」と実感できる教育を行い、地元就職への意識を高めます。
大阪の高校などでは、企業に先生が訪れたり、生徒も必死に求人を取りに行きます。
伊勢ではまだ“待ちの姿勢”が目立ちますが、それを変えられるのは私たち大人の取り組みです。
出来るか出来ないかではなく、どうありたいか。
若者が伊勢で働きたいと思える町をつくること。伊勢市に求人が増える事。それこそが、私の描く「伊勢を良くする物語」です。
#伊勢をアップデート#伊勢市議会選挙#ばんたけひろ後援会
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バン タケヒロ/63歳/男
ホーム>政党・政治家>坂 武洋 (バン タケヒロ)>地元で働きたい若者はたくさんいるのに。高校生就職活動。