2026/6/18

今年で35回目を迎えた「YOSAKOIソーラン祭り」。
実はこのお祭り、一部の札幌市民からは「好きではない」「迷惑に感じる」という声も聞かれます。
なぜ、そのような意見が出るのでしょうか。
本当に“嫌われるべき祭り”なのか、実際に現地を訪れ自分の目で確かめてきました。

開催期間は2026年6月10日から14日までの5日間。私が訪れたのは最終日でした。
会場は市内17カ所に広がり、その中でもメイン会場となる大通公園へ。
札幌の中心部が、色鮮やかな衣装と大きな音楽に包まれていました。

この祭りに対して「好きではない」という声の理由として、よく挙げられるのが、
・交通規制や、それに伴う渋滞
・大音量による騒がしさ
・公共スペースが長時間使われること
・地下鉄など交通機関の混雑
・一部参加者のマナー問題
などです。
毎年多くの人が集まるイベントだからこそ、日常生活への影響を感じる人がいるのも事実です。

さらにSNSでは、「祭りというよりダンスコンテストでは?」
「公園や道路ではなく、ドームで開催すればいい」といった意見も見られました。
確かに、興味のない人や普段の生活圏で影響を受ける人にとっては、負担に感じる部分もあるかもしれません。
一方で、実際に会場へ足を運ばないまま、イメージだけで判断している人もいるのではないか。そんなことも感じました。

今回は、セミファイナルパレード「大通西5・6・7丁目南北会場」の桟敷席を購入しました。
料金は2,000円。
無料で観覧できる会場もありますが、大通公園のパレードを見るにはチケットが必要です。
「お祭りなのに、お金を払わないと見られない」という点も、市民の不満につながる理由のひとつのようです。

YOSAKOIソーラン祭りの最大の魅力は、チームごとに全く違う個性あふれる演舞。
ルーツは、高知県の「よさこい祭り」と北海道の「ソーラン節」。
この2つを組み合わせて生まれたのが、現在のYOSAKOIソーランです。基本ルールは意外とシンプル。
1つ目は、手に鳴子を持って踊ること。
2つ目は、曲の中にソーラン節のフレーズを入れること。
それ以外は、振り付けも音楽も衣装も自由。だからこそ、チームごとの個性が強く表れます。

会場では、次々と個性的なチームが登場。パレード形式で、目の前を迫力ある演舞が通り過ぎていきます。
次のチームが来た、と思ったら・・・なんとユニック車、クレーン付きトラックに乗って登場しました。
こちらは千葉県の高校生チーム「市立船橋吹奏楽部」。
車両やスポンサーの有無を見ると、チームによる資金面の違いも垣間見えて興味深いです。

実は中学生時代、私も吹奏楽部に所属していました。
“ここに来るまで、きっと何度も練習を重ねてきたんだろうな”
“高校生活最後の舞台、思い切り楽しんでほしい・・・”
そんな気持ちになり、自然と応援したくなりました。

演舞を見ていると、これは単に踊りを披露するイベントではないと感じました。
地元の若者から大人まで、多くの人が関わり、ひとつのコミュニティが形成されているようです。
リアルな人とのつながりが薄れていると言われる時代だからこそ、地域の人が一緒になれる場は貴重なのかもしれません。

今回、実際にYOSAKOIソーラン祭りを訪れてみて、市民の中に「好きではない」という声がある理由も少し理解できました。
興味がない人からすれば、「騒音や渋滞を押し付けないでほしい」と感じるのも自然なことです。

ただ、間近で一生懸命踊る姿を見ると、不思議と応援したい気持ちが湧いてきました。
大切なのは、開催する側も楽しむ側も、周囲への配慮を忘れないこと。
この街の魅力を知ってもらうきっかけとして、そして札幌を好きになってもらえるイベントとして、これからも進化していってほしいと思います。
<仲れいこってどんな人?>
1989年(平成元年)生まれ/東京都出身。2019年YouTubeチャンネル開設、現在SNS総フォロワー11万人を超える。“広く国民の政治参加を促す”2025年石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」から東京都議選に出馬。現在は離党し、地方から日本を元気にするために奮闘中。
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