2026/4/19

2026年4月19日、月曜日の朝。
わが家の庭にある一本のレモンの木を、のぞきこみました。
この家に住み始めた時からの付き合いです。特別なお世話はしていないけれど、毎年、律儀に小さな実をつけてくれます。おととしは11個。去年は4個。正直、去年は「今年はダメかな」と心配したほどでした。
ところが、今年。
枝先をよく見ると、蔮がたくさん。ざっと数えてみても、軽く100個はありそうです。
もちろん、すべてが実になるわけではありません。自然の世界は、人間が思うほど直線的ではない。でも、100個の中から、いくつかが実になり、味わわせてもらえるのなら、それは十分に嬉しいことです。
アメリカに単身で住んでいた時期、よく作っていた料理があります。ハニーレモンマスタードに鶏肉を漬けて、焼くだけ。それだけ。
(お恥ずかしながら、わたしのレパートリーはその鶏肉と、サーモンの2種類でして)
また今年も、レモンが実ったら、あの頃を思い出しながら作ってみようかと思います。
もう一つ、わが家には大切な植物があります。玄関脇に咲く、バラ。妻のお母さんが譲ってくれたものです。
調べてみると「佐倉堀田邸ミステリーローズ」とネットには出てきます。佐倉のお姫様が大切にしていたバラ、という伝承があるそうです。
真意のほどは、わたしには確かめる術がありません。でも、そうだと思ったら、楽しいですよね。
植物を眺めていると、ふと気づかされることがあります。
レモンの木は、わたしたちがこの家に住む前から、そこにありました。バラは、何代にもわたって、誰かの手から誰かの手へと引き継がれてきました。そして、いつかまた、誰かへと継がれていく。
人間も、同じですね。過去の延長に今があって、今の延長に未来がある。
いま、根を絶やしてしまえば、未来に咲く花はなくなります。いま、水をあげ続ければ、次の世代にも花を届けることができます。
それは、家庭でも、まちでも、同じなのではないでしょうか。
杉並という街もまた、百年前、千年前から、多くの人の手を経て、今の姿になりました。
わたしたちが今、何を大切にし、何を残していくのか。
そんな問いを、わが家のレモンとミステリーローズの花は、静かに投げかけてくる気がしています。
今週は、地元の高井戸から、皆さまにご挨拶に回ります。
見かけたら、ぜひお声がけください。植物のこと、暮らしのこと、杉並のこと。なんでも。
皆さまの声を聞かせていただけることを、楽しみにしています。
増田よしひこ

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ホーム>政党・政治家>増田 よしひこ (マスダ ヨシヒコ)>植物は、今も明日も、未来も〜わが家のレモンの木から