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井手 きよかず ブログ

会派新風唐津 視察報告(令和8年2月3日〜5日)

2026/3/27

皆様こんにちは。新風唐津の井手清和です。

視察報告遅くなりまして申し訳ございません。
衆議院議員総選挙真っ只中だった令和8年2月3日から5日にかけて、東京都および静岡県熱海市にて会派視察を実施いたしました。

今回の視察は、唐津市が直面する「人口減少」「産業振興」「防災・減災」といった重要課題に対し、国の最新政策や先進地の取り組みを直接学び、今後の政策提言へとつなげることを目的としています。


■2月3日 参議院議員会館(東京都)

初日は参議院議員会館を訪問し、農林水産省、国土交通省、経済産業省など各省庁の皆様と意見交換を行いました。山下雄平議員のご尽力により、多くの担当官をご紹介いただき、大変有意義な時間となりました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

●「原形復旧」から「改良復旧」へ

農林水産省からは、災害復旧の考え方が大きく変化していることを学びました。

これまで災害で被災した農地や水路は、元の形に戻す「原形復旧」が原則でした。しかし、近年の気候変動により災害が激甚化する中、単なる復旧では再び被害を受けるリスクが高まっています。

そこで推進されているのが「改良復旧」です。
復旧のタイミングで、

・より強固な構造へ改修
・排水機能の強化
・農作業効率の向上

などを同時に行うことで、「災害に強い農業基盤」を構築する考え方です。

さらに、周辺地域を含めた一体整備や、農地の集約・大型化と組み合わせることで、「防災」と「稼げる農業」を両立させる点が非常に印象的でした。

加えて、補助率96〜98%という高い国庫支援もあり、自治体の財政負担を抑えながらインフラ整備が可能である点は、唐津市にとっても大きなヒントになります。

●ドローンの社会実装と今後の方向性

国土交通省および経済産業省とは、無人航空機(ドローン)の社会実装について意見交換を行いました。

私も先日やっと資格証が到着しました。

国家資格制度(操縦者技能証明)は、安全性を担保するため今後も重要な位置づけとなること、そして制度運用が現場の教育内容と一致していることを確認できたのは、個人的にも大きな収穫でした。

また、現在の市場が海外製機体に依存している現状に対し、今後は国産ドローンの推進へ舵を切る方針も示されました。これは安全保障・産業育成の観点からも重要な転換点になると感じています。

そして、今後一番力を入れていきたい分野は物流とのことです。

災害対応や農業分野での活用拡大に向けては、資格取得支援など、自治体としてどこまで踏み込めるかが今後の課題であり、引き続き議論を深めてまいります。

(余談ですが、副大臣室にも案内いただき、貴重な体験もさせていただきました…!)


■2月4日 熱海市役所(静岡県)

2日目は熱海市を訪問し、「観光基本計画」について説明を受けました。

↑プレゼン資料見れます。

率直に申し上げて、「ここまで分析され、戦略的に組み立てられているのか」と驚かされる内容でした。

●V字回復を実現した観光戦略

熱海市は一時期、観光客減少という厳しい状況に直面していましたが、現在は見事なV字回復を遂げています。その背景には、明確なビジョンと戦略があります。

掲げられているのは、
「温泉観光地」から「温泉リゾート」への進化。

単なる観光ではなく、

・高付加価値化(富裕層・インバウンド対応)
・需要の平準化(平日・閑散期対策)
・市民生活との調和

といった複合的な視点で観光を再設計しています。

また、宿泊税の導入や観光局の設立により、財源と実行体制をしっかり整備している点も非常に参考になりました。

●観光と市民生活の両立

特に印象的だったのは、「観光は市民のためにある」という視点です。

観光の恩恵を地域に還元し、
市民が誇れる観光地をつくる。

この考え方が、持続可能な観光地経営の本質だと感じました。

唐津市も豊かな自然・歴史・食といった資源を有しており、方向性次第で大きな可能性を秘めています。今回の学びをぜひ活かしていきたいと思います。


■2月5日 羽田空港「terminal.0 HANEDA」

最終日は、地方創生×林業に取り組む株式会社トビムシの事業について学びました。

●「地産地製」という新しい発想

従来の「地産地消」ではなく、「地産地製」という考え方が非常に印象的でした。

伐採地の近くで、

・製材
・乾燥
・加工

まで一貫して行うことで、

・輸送コスト削減
・付加価値向上
・雇用創出

を同時に実現しています。

●地域主体の経営モデル

また、トビムシは地域主体の事業運営を重視しており、外部企業が主導するのではなく、地域が主体となる仕組みを構築しています。

これは単なる産業振興ではなく、「地域経営」の視点であり、非常に重要な考え方だと感じました。

さらに、広域連携による課題解決モデルも提示され、単独自治体では対応が難しい現代において、自治体同士の連携の重要性を再認識しました。


■視察を終えて

今回の視察を通じて強く感じたのは、

・防災と産業振興は一体で考えるべきであること
・地域資源は「活かし方」で価値が大きく変わること
・行政だけでなく民間や広域連携が不可欠であること

です。

唐津市は、農業・水産業・林業・観光・歴史文化と、多様なポテンシャルを持つ地域です。一方で、人口減少や地域間格差といった課題も抱えています。

だからこそ今回得た知見を、単なる学びで終わらせるのではなく、具体的な政策として形にしていくことが重要だと考えています。

現場の声を大切にしながら、「稼げる地域」「災害に強い地域」「誇れる地域」を実現するため、引き続き全力で取り組んでまいります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ご意見・ご質問などございましたら、ぜひお寄せください。

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著者

井手 きよかず

井手 きよかず

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肩書 42歳 4男児の父 農業・個人事業主
党派・会派 無所属
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