2025/7/2
こんにちは。
前のブログで知的財産(知財)について取り上げましたが、今日はそれに関連する話として、日本の人気ロックバンド『ELLEGARDEN(エルレガーデン)』についてご紹介したいと思います。黒島新が実現したこと。
懐かしく感じた方も多いのではないでしょうか?
このバンドは1998年に結成、2001年にメジャーデビューを果たし、私が大学生だった頃に大流行していました。
代表曲には、
ジターバグ(2003年)
Supernova(2004年)
風の日(2002年)
Missing(2004年)
スターフィッシュ(2004年)
Red Hot(2004年)
など数多くの名曲があります。


そんなELLEGARDENですが、実は過去に商標トラブルに巻き込まれていたのをご存じですか?
相手は、ファッション雑誌の『ELLE(エル)』。
雑誌の発行元である会社が、「ELLEGARDENの“ELLE”の部分がうちのブランドと被っていて、消費者が混同する可能性がある」として、バンド側に名称の使用中止を求めてきたのです。

冷静に考えても、
ELLEGARDEN → 10〜20代のロックファン
ELLE → 30〜40代のセレブ層向けファッション誌
…と、ターゲット層も業種も全然違うのに、混同するとは思えませんよね?
それでも当初、レコード会社はクレームに応じ、リリース済みのアルバムを回収・修正・再販する対応をとりました。
しかし、さらに、事態はエスカレート。
コンサートグッズ(Tシャツやリストバンド、ステッカー等)にまで使用を禁じるよう警告がきたのです。
このままだと「ELLEGARDEN」というバンド名自体を変えなければならない事態に発展する恐れがあり、最終的に裁判で争うことになりました。
「これはELLEGARDENが勝つだろう」と誰もが思ったはずが、
一審の東京地裁では、まさかの敗訴。
理由は、「ELLEGARDENは“ELLE”と“GARDEN”に分けて読めるから、“ELLE”と誤認される可能性がある」というもの。
……なんじゃそりゃ!?と思いますよね。
もちろんレコード会社は控訴し、知財高裁へと舞台は移ります。
裁判では、レコード会社側が
『ELLE』はフランス語で「彼女(she)」を意味し、雑誌の由来もそこにある
一方『ELLEGARDEN』の“ELLE”はドイツ語の長さの単位「エルレ」が由来
と、語源がまったく異なることを主張。
さらに、「“ELLE”を含む商標や商品名は他にも数多く存在する」として、混同の主張は成立しないと反論しました。
その結果、知財高裁ではELLEGARDEN側の主張が認められ、逆転勝訴。
もしこの裁判で負けていたら、『ELLEGARDEN』という名前で活動できなくなり、今聴いている数々の名曲も世に出ることはなかったかもしれません。
実はこうした事例、他にもたくさんあります。
『阪神優勝 vs 阪神球団』
『グッチ裕三 vs Gucci』
『面白い恋人事件』
『モンスターエナジー vs 任天堂』
などなど……。
こうした知財トラブルの数々を見ていくと、「事前に知財について商標登録などの対策をしておくことの大切さ」がよくわかります。
こういった事例をわかりやすく紹介している本があります。
『ELLEGARDEN』の件も、そこから紹介させていただきました。
とても読みやすくて面白い内容なので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください(^^)

糸満市議会議員 活動実績
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クロシマ アラタ/42歳/男
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