2026/7/2
こんにちは!鹿児島市議会議員の『大木ひかる』です😃
令和八年第二回定例会において個人質疑を行いました😃 項目ごとの答弁と解説を入れていきたいと思います👀
6.多機能複合型スタジアム
(1)令和7年度の白波スタジアムと県立サッカー・ラグビー場における、年間利用日数、年間稼働率、そのうちサッカー・ラグビー利用の割合
(2)新スタジアム完成後の3施設のそれぞれの年間稼働率の見込み
(3)稼働見込みをもとにした収支の予測は
【観光交流局アンサー】
(1)お触れの両施設の使用状況でございますが、
県によりますと、年間利用日数、年間稼働率、そのうちサッカー・ラグビー利用の割合は、
白波スタジアム 295日、82.1%、22.0%、
県立サッカー・ラグビー場358日、99.2%、100%
とのことでございます。
(2)(3)お触れの3施設の年間稼働率及び収支予測につきましては、今回の調査では算出していないところでございますが、令和4年度の需要予測等調査の試算では、新スタジアムの稼働率は、42.2%と見込んでいたところであり、今回、調査対象としなかった複合施設を除いた収支は、スタジアム本体の年間維持管理費を約1億5,600万円、年間収入を約1億2,200万円と見込んでいたところでございます。
【大木アンサー】
御答弁いただきました。白波スタジアム、県立サッカー・ラグビー場における、年間利用日数、年間稼働率についてはいずれも高い稼働率であることを理解いたしました。 新スタジアム開館後の3施設の稼働率及び収支予測に関しては今回の調査では試算はしていないとのことですが、令和4年の需要予測調査を用いると、複合施設を除いた収支では年間維持管理費が1億5,600万円に対し、年間収入が1億2,200万円と見込んでいることから、年間で3,400万円の赤字となります。スタジアム単体だけでは黒字化は難しく、稼ぐとともに、にぎわいを生み出す可能性を秘めている複合施設の併設は黒字化にとって重要な観点であるということを確認しておきます。
本年の2月、香川県が本体工事約 202 億円をかけて 2025 年2月に開業した「あなぶきアリーナ香川」は、サザンオールスターズや MISIA の公演を誘致し、開業 10 ヶ月で来場者 60 万人。稼働率は 9割。これ以上ない成功に見えるが、年間の指定管理料が赤字となっている。という日経新聞の記事が話題になりました。本市の新スタジアムに関しては運営方法など決まっていないので、単純比較とはなりませんが、今後の日本の縮小社会において、従来のコストセンターからプロフィットセンターへ変えていかなければならないという観点は必須でしょう。
昨年 12 月の市長記者会見において、候補地ごとに付加する機能の考え方を問われた市長は、「地域として充足されている機能を足しにいっても集客は見込めない。どこに立地するか、周りにどういうものがあるかによって機能も変わる」と言及されました。逆を言えば、市長は現在の与次郎エリアにおける機能の「過不足」をすでに分析されているはずです。それでは
(4)市長会見で語られた与次郎エリアに充足されていない機能は何を想定しているか
また鹿児島サンロイヤル敷地等の敷地面積は44,852平方メートル。それに対して県立鴨池庭球場敷地は34,100平方メートルとなっています。敷地の広さは施設を作るうえで重要な観点です。稼ぐという観点を重視するのであれば、
(5)平成30年にまとめられた提言書には、地方公共団体に加え、スポーツチーム、金融機関、メディアに加え、イベント・交通・宿泊・飲食・小売等のステークホルダーを集め、合意形成を円滑に進める検討体制を構築しておくことが肝要である。と記されているが、候補地選定の段階から検討体制を整える考えはないか
御答弁願います。
【観光交流局アンサー】
(4)お触れのスタジアムに付加する機能につきましては、都市公園法の制約や敷地の状況、周辺エリアの環境などを踏まえて、検討してまいりたいと考えております。
(5)候補地の選定に当たっては、これまでの市議会での論議等を踏まえ、まずは、県と市が中心となって取り組んできたところであり、お触れの検討体制については、考えていないところでございます。
【大木アンサー】
稼働見込みや収支計画、機能についても全ては候補地が決まってから。また「稼ぐ」をひとつのキーポイントにしているのにも関わらず、候補地選定は鹿児島市だけで方向性を示していく。私は、収支予測や、多機能複合の可能性を含む市場調査もせずに、候補地の判断を鹿児島市だけで行うことを非常に危惧しています。今からでも民間の力やアイデアをお借りし、オール鹿児島で候補地選定から行うべきだということを要望いたします。
この質問の最後に市長に伺います。スタジアム整備は、数十年に一度の巨大プロジェクトであり、未来の市民への共有財産となるものです。かつて平成 30 年の提言書が「都心部が最も望ましい」としたのは、中心市街地との連続性や回遊性を重視したからでした。そこから紆余曲折を経て、都心部の周辺である「与次郎」へと舵を切った今、与次郎エリアだからこそ描けるビジョンがあるはずです。
(6)新スタジアムを核として、30年後の与次郎エリアをどのようなまちにしたいと考えるか
市長が描く未来のビジョンをお聞かせください。
【下鶴市長アンサー】
(6)与次郎ヶ浜地区は、
かごしま都市マスタープランにおいて、
商業・サービス施設、医療施設、スポーツ施設などの都市機能を集約し、それらを生かした広域的な交流空間の形成を図るエリアとしており、スタジアムは、まちに新たな賑わいや活力を生み出す拠点となるほか、スポーツ観戦などを通じて、人と人とのつながりが生まれる、新たなコミュニティ創出の場となることからその実現に寄与するものと考えております。
また、クラブなどとも連携しながら同エリアと中心市街地との回遊性を高めることなどにより、さらに地域が活性化することを目指してまいりたいと考えております。
【大木アンサー】
御答弁いただきました。与次郎は商業・サービス施設、医療施設、スポーツ施設などの都市機能を集約し、それらを活かした広域的な交流空間の形成を図るエリアであり、スタジアムは、まちに新たな賑わいや活力を生み出す拠点になるほか、スポーツ観戦などを通じて、人と人のつながりが生まれる、新たなコミュニティ創出の場となる。と市長から御答弁いただきましたが、今現在の白波スタジアム並びに与次郎エリアは、すでにそのような場所になっていませんか?
と競技に興味のない市民・県民の方々は感じていると私は思います。5月29日、塩田知事は「今後、市議会での議論を経て、市の考え方を整理してもらい県にも説明があると考えている。市の説明や県議会での議論を踏まえ、対応を検討する」とコメントされています。ボールはいま鹿児島市にあるのです。当初からエリアも変わった、多機能複合という機能も外した調査。そんな中、令和7年第4回定例会の多機能複合型スタジアム検討事業の議案可決から、約半年が立ちました。昨日の先輩議員との質疑において市長は、今回の整備費などのデータも示すことができましたことから、市議会での議論を十分に踏まえたうえで、県や関係団体と協議をしてまいりたい。とおっしゃいましたが、整備費は概算だし、重要な整備費かかる費用負担や整備手法、年間のランニングコストは、オール鹿児島の枠組みが出来てから。まちづくりにおけるビジョンもよくわからない。なにをどうやって市議会で議論を深めていけばいいのでしょうか?
時間軸を考慮するのであれば、まずはリーダーである下鶴市長が、普段からよくおっしゃる、若い人がワクワクするような、新スタジアムを核とした与次郎エリアの今後の大きなビジョンを、より具体的で、よりワクワクする形でお示しいただかないと、イメージもつかないし、議論が進んでいきません。ビジョンのその先にスタジアムのスペックや、必要な機能の話が出てきて、やっと場所の話になるからです。ひいては、いつまでたっても市民・県民の理解は深まっていかないということを強く指摘させていただきます。
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オオキ ヒカル/40歳/男
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