2026/8/15
8月15日、終戦記念日。毎年この日が近づくと、私は亡き母の戦争体験を思い出します。母は江東区で空襲警報に怯え、疎開先では満足に食べられず、ひもじい思いをしたと語っていました。新宿の街も焼け野原になった時代です。
その体験は、戦争が人の生活を根こそぎ奪う現実を、私に強く刻みつけています。
戦後日本は、憲法9条のもとで一人の戦死者も出さずに歩んできました。多くの犠牲の上に手にした「戦争しない国」という在り方は、私たちの世代が享受してきた最大の恩恵です。
私には自衛官の親戚がいます。自衛隊が震災の復興で懸命に働く姿は頼もしく感じています。しかし、もし日本が戦争をする国になれば、命を救ってきたその手が、命を奪うために使われてしまうかもしれない。そんな未来を絶対に許したくありません。
戦争の過ちを繰り返さないための歴史認識や、平和憲法の意義は、いまを生きる私たちが後世に引き継ぐべきものです。一方で、近年の政治には軍拡や憲法「改正」を急ぐ動きも見られます。憲法に基づく「平和国家」としての歩みを投げ捨て、日本を「戦争国家」につくり変えることに断固反対します。
私たちが守るべきものは、母の世代が体験した戦争の悲惨さを、娘や孫の世代に二度と味わわせないという決意です。平和は「当たり前」ではなく、選び続けなければ失われるものです。
終戦記念日にあたり、あらためて「戦争しない国」を未来へつなぐために、声を上げ続けたいと思います。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>中村 たかゆき (ナカムラ タカユキ)>終戦記念日に考える――「戦争しない国」を未来へつなぐために