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岡野 たかしげ ブログ

詩情あふれる京都画壇の世界へ—京都市京セラ美術館「詩情の画家、塩川文麟と近代京都の日本画」

2026/6/24

こんにちは、岡野たかしげです!!

今回は、今週末から京都市左京区・岡崎エリアにある京都市京セラ美術館で開催される、2026夏期 コレクションルーム 特集「詩情の画家、塩川文麟と近代京都の日本画」をご紹介します。

京都市京セラ美術館といえば、平安神宮の大鳥居のすぐ近くにある、岡崎エリアを代表する文化施設です。美術館の建物そのものも美しく、展覧会を楽しむだけでなく、周辺散策とあわせて訪れたくなる場所でもあります。

そんな京都市京セラ美術館の本館 南回廊1階で、2026年6月26日(金)から9月6日(日)まで開催されるのが、今回のコレクションルーム夏期展示です。特集の中心となるのは、幕末から明治にかけて京都を中心に活躍した画家、塩川文麟です。

塩川文麟とは

塩川文麟は、1808年に生まれ、1877年に亡くなった日本画家です。

幕末から明治という大きく時代が動いた時期に、京都の画壇で重要な役割を果たしました。京都市京セラ美術館の紹介では、文麟は雨に煙る山あいや、霞のかかった山間、水辺にあたる穏やかな光など、湿潤な風景を描くことを得意とした画家として紹介されています。柔らかな筆致による温和な画風は、京都画壇に大きな影響を与え、後進の画家たちにとって憧れの存在でもありました。

「詩情の画家」という言葉が、とてもよく似合う画家だと思います。

絵の中に描かれているのは、ただの山や川、田畑ではありません。
そこには、しっとりとした空気や、光のやわらかさ、静かに流れる時間のようなものが感じられます。

京都の風景には、雨や霞、山の湿り気がよく似合います。
文麟の作品には、そうした京都らしい空気感が込められているのではないでしょうか。

近代京都画壇を振り返る展示

今回の特集では、塩川文麟の作品を中心に、同時代の画家や後の世代の画家の作品もあわせて展示されます。これにより、文麟を軸にしながら、近代京都日本画の展開を振り返る内容となっています。

文麟は、画家団体「如雲社」でも中心的な役割を果たしました。如雲社には、四条派、円山派、原派、鈴木派など、京都を代表する流派の画家たちが集まり、文麟はその中でもリーダーとして尊敬を集めていたそうです。

京都の日本画というと、上村松園や竹内栖鳳など、近代以降の名だたる画家を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、そうした後の京都画壇の豊かな展開の前には、文麟のように流派を越えて画家たちをつなぎ、後進に影響を与えた存在がありました。

今回の展示は、ひとりの画家の作品を味わうだけでなく、京都の日本画がどのように受け継がれ、広がっていったのかを知る機会にもなりそうです。

コレクションルームならではの楽しみ

京都市京セラ美術館のコレクションルームは、美術館が所蔵する作品を紹介する展示です。

今回の夏期展示では、特集「詩情の画家、塩川文麟と近代京都の日本画」のほか、「近代における四条派の流れ」「夏の洋画 光、色、空気」「黒田アキ」という3つのテーマもあわせて開催されます。

日本画だけでなく、洋画や現代美術にも触れられる構成になっているため、さまざまな角度から美術を楽しめるのも魅力です。

特に夏の時期は、外を歩くには少し暑さを感じる季節です。
そんなとき、美術館の涼しい空間で、静かに作品と向き合う時間はとても贅沢です。

岡崎エリアには、平安神宮、京都市動物園、ロームシアター京都、みやこめっせなどもあります。美術館を訪れたあとに、周辺を散策したり、カフェで休憩したりするのもおすすめです。

関連イベントも開催

会期中には、関連プログラムも予定されています。

2026年7月19日には講演会「幕末の平安四名家 塩川文麟とその時代」、8月2日には講演会「初公開《四季耕作図・蚕業図》について」が開催予定です。また、7月11日と8月23日にはギャラリートークも予定されています。

作品を鑑賞するだけでも楽しめますが、講演会やギャラリートークに参加すると、作品の背景や画家の時代について、より深く知ることができます。

絵を見るときに、少しだけ知識があると、見え方が変わることがあります。

「この時代に描かれたのか」
「この画家は、こんな人たちと交流していたのか」
「この風景には、こういう意味があるのかもしれない」

そうした発見があると、美術館で過ごす時間がより豊かなものになります。

開催概要

2026夏期 コレクションルーム 特集「詩情の画家、塩川文麟と近代京都の日本画」は、2026年6月26日(金)から9月6日(日)まで、京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階で開催されます。開館時間は10時から18時までで、最終入場は17時30分まで。休館日は月曜日ですが、祝日の場合は開館されます。

観覧料は、一般が京都市内在住の方520円、京都市外在住の方730円。小中高生等は京都市内在住または通学の方は無料、京都市外の方は300円です。小学生未満は無料と案内されています。

詳しくはコチラのサイトをご覧ください
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20260626-20260906

最後に

京都には、長い歴史の中で育まれてきた美術や文化がたくさんあります。

塩川文麟の作品は、派手さで目を引くというよりも、静かに心に染み込んでくるような魅力があります。雨、霞、水辺、山あい。そこに描かれた風景には、京都の空気や、近代へと向かう時代の気配が感じられるかもしれません。

左京区・岡崎の京都市京セラ美術館で、近代京都画壇の詩情あふれる世界に触れる時間。

美術に詳しい方はもちろん、普段あまり日本画に触れる機会がない方にも、ぜひ足を運んでいただきたい展示です。

以上、岡野たかしげでした!!

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著者

岡野 たかしげ

岡野 たかしげ

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肩書 ・自民党左京区第五支部支部長・障がい者就労支援事業所職員
党派・会派 自由民主党
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