2026/8/3
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
栃木県の宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車「LRT(ライトライン)」が、開業から3年を迎えようとしています。人口減少が進む地方都市の交通をどう描くか。専門家の論考から、神戸のまちづくりにも通じるヒントを考えてみたいと思います。
● 「渋滞解消」から「活性化の起爆剤」へ
報道によれば、宇都宮のLRT構想は、もともと工業団地の渋滞解消策として1990年代初めに始まり、実現まで約30年を要しました。開業後は当初想定を上回る利用があり、1日あたりの利用客数は2000人以上の伸びを示しているといいます。宇都宮市の都市計画に長く関わってきた早稲田大学教授の森本章倫氏は、「LRTがあるということは、これを基軸にした街づくりができる一つのチャンス」と語っています。
森本氏は、中心市街地の空洞化やシャッター街化が進んだ背景に、車社会の進展があると指摘します。そのうえで、LRTのような公共交通を軸に、住まいや商業などの生活拠点を集約していく「コンパクトシティー」への誘導装置として期待できると述べています。
● 人口減社会に、私たちの「足」をどう守るか
森本氏は、人口減少が進む中で、公共交通を整備するには都市を「2層構造」と考え、公共交通の軸が整備されたエリアと、車に頼るエリアを分けて考える発想が重要だと語っています。免許を返納しても暮らせるまち、車がなくても移動できるまちをどう実現するか——これは高齢化が進む神戸市北区にとっても、切実な課題です。
地域の「足」を守ることは、暮らしの安心そのものです。他都市の先進事例に学びながら、私も持続可能な交通のあり方を県政で考えてまいります。
(出典:読売新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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