2026/6/6
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
お子さんやお孫さんのいるご家庭、あるいは介護をされているご家庭にとって、紙おむつは欠かせない日用品です。しかし最近、おむつや不織布など関連製品の値上げが相次いでいます。その背景と、将来への明るい動きについてお伝えします。
● おむつ関連製品の値上げが続く理由
紙おむつには、原油から精製される「ナフサ」を原料とする素材が多く使われています。おむつの中で水分を吸収する「高吸水性樹脂(SAP)」はナフサ由来のアクリル酸が主原料であり、おむつの外側を覆う不織布もナフサ由来のポリプロピレンから作られています。紙パルプの部分は木材などから作られ、リサイクルが可能なものもありますが、おむつ全体としては石油由来の原料への依存度が高いのが現状です。
こうした原料の価格上昇を受け、各メーカーが値上げに踏み切っています。ユニ・チャームは問屋などへの出荷価格を15%以上引き上げ、大王製紙もペーパー製品などを15%値上げしました。不織布の分野でも、東レがポリプロピレン長繊維不織布を1キログラム当たり60円以上、帝人が不織布を20%以上、それぞれ値上げしています。
日々の暮らしに直結する製品だけに、家計への影響を心配されている方も多いのではないでしょうか。
● でんぷん由来の新素材という希望
こうした中、注目すべき新しい技術が生まれています。長瀬産業が開発した「DENAGREEN(デナグリーン)」は、でんぷんを原料とする高吸水性素材です。従来のナフサ由来の素材とは異なり、植物由来の原料を使うため、原油価格の変動による供給リスクを分散できるほか、環境負荷の低減にもつながると期待されています。
原油に頼りすぎない素材の選択肢が広がることは、ナフサ不足のリスクに備えるという供給面でも、価格の安定という家計面でも、そして地球環境の面でも、私たちの暮らしにとって大きな意味があります。
子育て世帯や介護をされているご家庭の負担が少しでも軽くなるよう、こうした技術革新の動向を注視し、生活に関わる情報を引き続きお届けしてまいります。
(出典:日経新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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