2026/5/29
皆様、こんにちは!兵庫県議会議員の大塚公彦です。
急速に進む少子高齢化、そして「2040年問題」という大きな壁。これからの医療や介護は、単なる「治療」だけでなく、いかに高齢者の「生活」を支え、活動を維持していくかという視点が不可欠です。先日、私はリハビリテーション分野で世界的な評価を受ける「藤田医科大学」と、同大学が中心となって進めている「豊明団地」での地域包括ケアの取り組みを視察してまいりました。

藤田医科大学では、企業が開発した介護ロボットや活動支援機器を、実際の生活空間を模した施設や団地の一室で、高齢者の皆様に実際に試してもらう「リビングラボ」の取り組みが行われていました。
ユーザーの生の声を即座に開発へ反映させることで、本当に使いやすく、役に立つテクノロジーが生まれます。全方向移動型車椅子や、AIによる24時間の活動モニタリングなど、最先端の技術が「ワンチーム」の体制で社会実装へと向かう姿は、兵庫県における産学官連携のあり方として非常に参考になります。

今回の視察で特に感銘を受けたのが、UR豊明団地における「欅プロジェクト」です。
団地の空き室を活用し、医療を学ぶ学生が割引家賃で居住する代わりに、年間40時間の地域貢献(ゴミ出しやスマホ操作の支援など)を行うという仕組み。これにより、住民との自然な交流が生まれ、孤独死の防止やコミュニティの活性化に繋がっています。
さらに、電力使用データなどをAIで分析し、生活リズムの変化から認知機能の低下を早期に発見する見守りモデルの実証も行われていました。テクノロジーによる「守り」と、人の手による「支え」が見事に融合したモデルです。

神戸市北区をはじめ、兵庫県内には多くのオールドニュータウンがあります。今回の視察で得た知見を、以下の4つの柱で県政に活かしてまいります。
1.リビングラボの構築:ユーザー目線での開発を支援するプラットフォームの整備。
2.多職種連携の推進:専門職の壁を越えた柔軟な連携体制の構築。
3.多世代共生モデルの導入:学生や若者を巻き込んだ持続可能なコミュニティ再生。
4.市町への強力なバックアップ:意欲ある自治体の実証事業を、県が予算・制度面で強力に支援。
誰もが住み慣れた地域で、安心して自分らしく暮らし続けられる兵庫。テクノロジーと人の温もりを融合させた新しいまちづくりに、全力で取り組んでまいります!

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