2026/5/29
はだだいせん 【札幌市議会議員・中央区】(波田大専・最年少37歳・松下政経塾出身)
昨年度、札幌市のヒグマ出没件数が過去最多となり、市民の皆さんの不安や関心も高まっています。
今回は、市街地でヒグマが急増している原因と対策についてご紹介するとともに、私が札幌市議会で提案した「ドローン等の最先端技術を活用したヒグマの侵入抑制策」についてもお伝えします。

札幌市では、近年ヒグマ出没件数が爆発的に増加しています。
2025年度(令和7年度)のヒグマ出没情報件数は363件と、記録が残る2007年度以降で最多となり、2024年度の約3.7倍に上っています。
特に市街地や住宅街への侵入が相次ぎ、中央区の円山動物園の休園、円山公園の閉鎖、小中学校の臨時休校といった事態まで発生し、市民生活に直接的な影響が出ています。
背景には、秋の山の実なり不良によるエサ不足、気候変動、ヒグマの生息域拡大などが指摘されています。
かつては山間部中心だった出没が、今や西区・南区・中央区などの都市部で日常化し、春の冬眠明けから秋の繁殖期まで、1年を通じて警戒が必要な「異常事態」です。
子どもたちや高齢者、ペットを連れた散歩が不安で、外出を控える声も多く聞かれます。
札幌市は「さっぽろヒグマ基本計画」に基づき、被害防止と共生を目指した対策を進めています。
●普及・啓発活動:ヒグマ出没情報リストの公開、公式LINE配信、くま鈴の貸出、啓発チラシ・動画の配布。山菜採りやハイキング時の「声出し・音出し」を徹底呼びかけ。
●電気柵の補助・貸出:家庭菜園や市有施設(動物園・学校)への設置を推進。侵入防止に一定の効果。
●草刈り・環境整備:河川敷や緑地の管理、放棄果樹の伐採で誘引物を減らす。
●出没対応:自動撮影カメラの設置、捕獲・駆除の強化(春期管理捕獲など)。専門人材の確保も課題。
これらの対策は極めて重要ですが、現状の出没件数を見ると「侵入を未然に防ぐ」部分で十分とは言えません。
捕獲はあくまでも対症療法であり、根本的には「市街地に入らせない」ための「侵入抑制策の強化」が重要と考えます。
令和7年12月5日の札幌市議会 代表質問で、札幌市でもドローン等の最先端技術を活用した侵入抑制策について、民間事業者等と連携し、まずはモデル事業等からでも積極的に取り組むべきと強く要望しました。
●名寄市の取り組み:拡声器や動物駆逐用花火を搭載したハンティングドローンで、猟犬の鳴き声や爆発音を響かせ、ヒグマを山奥へ誘導。市街地目撃情報が激減。
●岐阜県のモデル事業(2025年11月開始):ドローンで犬の鳴き声や煙火を活用。平地でのクマ出没頻度が3分の1以下に減少という成果。1回約30万円と費用対効果も期待大。
令和5年に同様の要望をした当初は、「費用対効果なども見極める必要があることから、他自治体の事例や最新の知見を収集し、より効果的な取組を引き続き検討してまいる」との消極的な答弁に留まっていました。
しかし、そもそもヒグマは北海道にしか生息しておらず、札幌市のような政令指定都市は道内に1つしかないため、他自治体の事例を収集している暇はありません。
課題先進地域として、むしろ札幌市が先頭に立って事例を作っていくような姿勢が求められます。
今回、副市長からは「民間事業者や有識者にも相談しながら、試験的な導入も含めて、その効果を検証してまいりたい」と前向き答弁を得ましたが、スピード感を持って進めなければなりません。
札幌市民の皆さんの安全・安心を守るため、引き続き全力で取り組んでまいります。
札幌市のヒグマ対策について、ぜひ市民の皆さんのご意見をお寄せください。
【お問い合わせ・ご意見はこちらへ】
E-mail:info@hada-daisen.com
●議会質問の詳細はこちら!
https://hada-daisen.com/report/20251203-4/
●Youtubeチャンネルでも詳しく解説しています!
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