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【市川市】「人権ない」が軽口になる国で、子どもの人権は守られるのか

2026/3/13

「170cmない男は人権ない」で炎上した、たぬかな問題。
あれを単なる失言で終わらせると、日本社会のもっと深い問題を見落とします。
『人権』の意味が理解されない国では、子どもの人権侵害も軽く扱われるのです。

「170cmない男は人権ない」。

たぬかな氏のこの発言は大きく炎上し、所属チームは2022年2月17日、差別的・侮辱的な言動は許されないとして契約解除を公表しました。

もちろん、この発言自体は問題です。
しかし、ここで「本人が悪かった」で終われば、本当に見るべきものを見失います。

私が注目したいのは、なぜ日本では「人権ない」という言い方が、軽口として成立してしまったのかという点です。

本来、人権とは何でしょうか。
世界人権宣言第1条は、すべての人間が「尊厳と権利において自由かつ平等」に生まれるとしています。つまり人権とは、誰かが勝ち取る『得』ではなく、人間を人間として扱うための最低線です。

ところが日本では、「人権」という言葉がしばしば別の顔で受け取られます。
尊厳を守る最低線ではなく、
「権利を振りかざす言葉」
「自己主張の強い言葉」
「ワガママの札」
のように見られやすい。

ここに、日本社会の大きな誤作動があります。

学校英語では、
right=権利
human rights=人権
と、一対一で覚えることが多い。
しかし、それだけでは原義のニュアンスに届きません。

英語の right には、語史の上で「正しい」「まっすぐ」「道理にかなう」という層があります。Merriam-Webster も、古英語 riht をラテン語 rectus や regere に連なる語として示しています。けれど日本語では、近代法の翻訳語として「権利」が定着し、さらに human rights は「人権」と圧縮された。その結果、「利」まで落ち、「権」だけが前に出てしまった。だから日本語の中だけで「人権」を見ると、どうしても「強い自己主張」のように見えやすいのです。

しかし、本来の human rights はそうではありません。
それは、人間を人間として扱うための、道徳と倫理の最低線です。

ここが理解されていないからこそ、「人権ない」が軽口になってしまう。
そして、この感覚の欠落は、ネット炎上だけでは終わりません。

もっと深刻なのは、子どもの人権です。

これまで、子どもの権利問題を訴えても、その重大性はなかなか伝わりませんでした。
その理由の一つは、読者の多くがそもそも「権利」の意味を十分に受け止めていないからです。
『権利』「人間として守られる最低線」ではなく、「何かを強く求める話」に見えてしまえば、子どもの人権侵害もまた、深刻な侵害として見えにくくなるのは当然です。

だから日本では、児童相談所による親子分離面会制限子どもの意思確認の不透明さ、一時保護の長期化といった問題があっても、それが「重大な人権問題」として十分に受け止められにくい。
「児相がやることだから仕方ない」
「子どもを守るためなら多少は仕方ない」
そんな空気が勝ちやすいのです。

しかし、本当にそうでしょうか。

もし人権を、人間を人間として扱う最低線として理解していれば、子どもを説明もなく親から切り離すこと、子どもの声を都合よく扱うこと、会いたい相手に会わせないこと、そうした行政運用にはもっと敏感になるはずです。

市川市民にとって、これは他人事ではありません。
児童相談所の問題は、遠い国の話でも、SNSの炎上話でもない。
自分たちの地域で、子どもと家族の生活に直接かかわる行政の問題です。

たぬかな氏の発言を叩いて終わるのは簡単です。
しかし、本当に考えるべきなのは、「人権ない」という言葉がなぜ冗談として成立したのかです。
その背景には、人権を human rights の意味で教えてこなかった教育、字面の誤解を補正してこなかった報道、そして「人権」をどこか面倒な自己主張のように受け取る社会の側の責任があります。

そして、その誤解の被害を最も受けやすいのが、声を上げにくい子どもたちです。

「人権」がワガママに見える国で、子どもの人権だけが重く扱われるはずがありません。

ここが核心です。

「人権」はワガママではありません。
「人権」権力を振りかざす言葉でもありません。
それは、人間を人間として扱うための最低線です。

「人権ない」が冗談になる社会は、子どもの人権侵害にも鈍感になります。
市川市子どもの権利を本気で守るなら、まず私たち大人が、「人権はワガママではなく、人間を人間として扱う最低線だ」と理解し直さなければなりません。


この問題の言葉の構造、right・権利・人権のズレについては、noteでさらに詳しく整理しています。
続きはこちらからご覧ください。
https://note.com/takasan_japan/n/nc90f42460bf2?sub_rt=share_sb


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子どもと日本の未来を創るたかさん
https://www.youtube.com/@takasan_ichikawa-city


#市川市 #子どもの人権 #児童相談所 #行政監視 #人権

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たか さん

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肩書 令和6年行政書士試験合格者、千葉県登録養育里親、メンタル心理カウンセラー、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、千葉県市川市中央倫理法人会幹事
党派・会派 無所属
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