2026/2/24
日本で「権利」という言葉を出すと, 空気が変わることがあります。
「権利ばかり主張するな」
「義務を果たせ」
「わがままだ」
でも, そもそもここに“言葉のズレ”があるのではないでしょうか。
英語の Right は, まず「正しい」「筋が通る」という意味を持ちます。
日常でも It’s not right.(それは正しくない) と言う。
ここには「得をしたい」という匂いではなく, 曲がった状態を正すという感覚があります。
ところが日本語の「権利」は, 字面がどうしても
権(権力)+利(利得)
に見えやすい。
その結果, 「権利=利得の主張」「権利主張=わがまま」という誤解が育ちやすくなった。
さらに厄介なのが, 権力側や組織がよく使う決まり文句です。
「権利を主張するなら義務を果たせ」
一見もっともらしい。けれど, これは論点がズレます。
本来の順序はこうです。
その扱いは正しいか, 間違っているか
間違いなら正す
その後に責任や改善を議論する
ところが「義務を果たせ」は, ①を飛ばして, いきなり
「主張する資格があるのか」
という人格審査にすり替える。
これでは, 間違い(曲がり)だけが残り, 正そうとする声が萎縮します。
ブラック企業の社是が「権利と義務」を唱えるのも, 同じ構造です。
正すべき問題が, いつの間にか“態度の問題”に変わる。
「子どもの権利」が叩かれやすいのも, ここに通じます。
Rightの感覚で言えば, 子どもが安全に育つことは「利得」ではなく, 社会が守るべき正しさのはずです。
「権利」の意味が分かっていれば、「千葉県の児童相談所が子どもに対してしたこと」の重大性がマスコミも理解できるはずです。
この話はもっと深くできます。
明治の翻訳語がどう定着したか, 福沢諭吉が「権理」という語を使った意味, そして「公共の福祉」がいつの間にか“制限の万能カード”になっていく危うさ。
詳しくはnoteにまとめました。
「権利」を“利得”から“正しさ”へ取り戻すために, 一度立ち止まって言葉を点検してみませんか。
👇note(完全版)はこちら
https://note.com/takasan_japan/n/n01d502174601?sub_rt=share_sb
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