2025/8/28
昨晩のライブ配信では、欧州と比べて日本の人権状況がどう違うのかについて語りました。
私は普段、児童相談所の問題に関わることが多いため「子どもの権利」という言葉をよく耳にします。
けれども、その前提として 大人の、国民の権利すら守られていない現実 があることを忘れてはいけません。
サービス残業、過労死、有給休暇の未取得、長時間労働…。
これらは日本では当たり前のように存在していますが、欧州と比較すれば労働環境は天と地ほどの差があります。
フランスを例にとれば、週35時間労働の制限、厳格な取り締まり、代休の徹底、そして長期休暇の保障があります。
一方、日本はこれらが徹底されておらず、労働環境は構造的に悪化しています。
その背景には大きく3つの要因があります。
日本の公務員は、ストライキやデモをする権利が憲法上認められていません。
欧州では軍や警察などを除き、公務員にも一定のルールの下でストライキが認められています。
そのため、公共インフラが止まることもありますが、それこそが「労働者の声を政治に反映させる力」となっています。
欧州では、違反した企業や経営者はすぐに処罰対象となります。
日本では労働基準監督署の調査すらなかなか入らず、違反が見つかっても是正勧告程度。企業名公表も稀で、経営者が起訴されることはほとんどありません。
日本の労働組合は力を失い、労働者を守る役割を果たせていません。
一方フランスなどでは、非正規労働者も正規と同じように法律で守られ、不当解雇は厳しく制限されています。日曜日労働にも強い規制があります。
日本では「有給を取られると仕事が回らない」と言う職場が多数あります。
しかし、それは経営者の責任です。本来、従業員同士で取得者を責めるのではなく、人員配置を怠った経営者を責めるべきです。
そうできないのは、日本の法規制が根本的におかしいからです。
日本の長時間労働文化の背景には、憲法の構造上の問題があります。
GHQ占領下で、公務員は「国民の権利主体」から外され、憲法99条で天皇と並んで「主権者ではない立場」とされました。
その結果、公務員の政治的中立性は強調されましたが、同時に労働条件改善のためのストライキやデモの権利を奪われたのです。
教員組合など一部の組織は活動してきましたが、その成果は限定的で、結果的に日本全体の労働環境は改善されないまま放置されています。
日本は「子どもの権利」以前に、「大人の人権」すら守られていない国です。
欧州との違いを直視すれば、なぜ日本がこれほど劣悪な労働環境にあるのか、その根本原因が見えてきます。
労働環境の改善は、単に企業文化の問題ではなく、憲法や制度設計の問題でもあるのです。昨晩のライブ配信では、欧州と比べて何が違うのかを語りました。
https://www.youtube.com/live/0dnahwc2TCo?si=rOjqyjHPzw_MmGvi
#日本国憲法#人権#欧州#フランス#長時間労働#GHQ#公務員
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