2026/4/16
若手議員の会仙台研修にて。
仙台市の備蓄と避難所運営の変化等について
仙台市危機管理局の方のお話を聞きました。
東日本大震災という未曾有の経験を経た都市が、
どのように防災を進化させてきたのか。
結論から言うと、
👉 「防災は行政だけでは成立しない」
という前提で、すべてが設計されていました。
■ 避難所は「地域で運営する」ものへ
印象的だったのは、避難所運営の考え方です。
避難所は
「行政が開設して運営する場所」ではなく、
👉 地域・施設・行政が一体となって運営するもの として位置づけられていました。
そのために、
•各避難所に担当課を配置
•避難所運営委員会を設置
•平時から顔の見える関係を構築
災害時にいきなり連携するのではなく、
“普段からつながっていること”が前提です。
■ 在宅避難という現実的な選択
もう一つ大きなポイントが
👉 在宅避難の推進 です。
避難所に来ることだけが「避難」ではない。
•プライバシーが守られる
•感染症リスクが低い
•生活環境が安定する
こうした理由から、
👉 「来られる人は来る」ではなく
👉 「来なくていい人は来ない」
という考え方にシフトしています。
これは、避難所の過密を防ぐ意味でも非常に重要です。
■ 帰宅困難者対策は“民間と一体”
震災時には駅周辺に多くの帰宅困難者が発生しました。
その反省から、
•一斉帰宅の抑制
•一時滞在施設の確保
•徒歩帰宅支援(コンビニ等と連携)
が進められています。
特に重要なのは、
👉 民間企業と協定を結び、実際に受け入れ体制を確保していること
防災は行政だけでは回らないという現実を、
制度として組み込んでいます。
■ 要配慮者支援は“事前準備がすべて”
高齢者や障がい者への支援についても、
多くの課題が共有されていました。
そこで仙台市では
•福祉避難所の拡充(約190施設)
•事前登録による受入体制
•地域での支援体制づくり
を進めています。
さらに、
👉 在宅避難者への支援(物資・安否確認)も制度化
されている点は非常に重要です。
■ 備蓄は「量」から「質」へ
備蓄についても大きく進化していました。
単なる食料だけでなく、
•テント型のプライベート空間
•衛生用品
•女性・子どもへの配慮物資
など、 “生活の質”を守る備蓄へと変わっています。
また、
👉 流通在庫(民間との連携)
を活用することで、
コストと鮮度の両立を図っている点も特徴です。
■ 防災は「人づくり」で決まる
最も強く感じたのはここです。
仙台市では
•年間約200回の防災啓発
•地域防災リーダー 約1,000人
という体制を構築しています。
つまり、
👉 「知識」ではなく「動ける人」を増やしている
防災の本質はここにあると感じました。
■ まとめ
仙台市の防災は
✔ 行政だけに依存しない
✔ 地域と民間を巻き込む
✔ 平時から関係をつくる
✔ 人材を育てる
という、
👉 “仕組み+人”で支える防災でした。
■ 習志野市への活かし方
今回の視察を踏まえ、
•地域主体の避難所運営
•在宅避難の明確化
•民間との連携強化
•防災人材の育成
こうした取り組みを、
習志野市でもさらに進めていく必要があると感じました。



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